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元コンビニSV(スーパーバイザー)のダンジョン運営 ~固有スキルスーパーバイジングは最強でした~  作者: 橘 弥鷺


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34-解任宣告

こんにちは橘 弥鷺です。


元コンビニSV(スーパーバイザー)のダンジョン運営に、ご興味をいただきありがとうございます。

お読みいただければ幸いです。


尚、前作の完結しておりますSTRAIN HOLEもあわせて、是非、お読みいただければ、うれしく思います。

STRAIN HOLE

N6940GN

https://ncode.syosetu.com/n6940gn/

  この世界で、騎士がダガーや短刀など小振りの刃物を相手に投げる行為は決闘を意味する。しかし、この風習は、過去の事で王国時代には、すでに決闘が法律で禁止されてからはすたれた風習なのだが、年配の人間の中には、いまだに行う者もいるが、さすがに決闘ではなく、見切りをつけるとか、見放すような意味でどちらにしても良い意味の行為ではない。


「はぁ? 」


 マークは、目の前にあるダガーに視線を向けていたが、顔を上げそのダガーの持ち主であり、自身の足元にダガーを投げたベントレーに視線を向けて怪訝な表情と声を投げつけた。


「理事を解任する」

「なぜあんたに解任されなければならん! 理事長でもあるまいに…… 単なる理事ならば不信任案提出し、理事会での決議が必要ではないか」


 マークが顔を真っ赤にしてベントレーを怒鳴りつけるが、ベントレーは冷やかやかな笑みを貼りつけマークへと返答する。


「理事長以外にも理事を解任できるものがふたりいるのは知っておらんのか? 常任理事推薦人とダンジョン創業役員になるが…… ワシはこの探索者組合ワールドトレックの創業役員であり、そなたを推薦した常任理事になるからの」


 常任理事推薦人とは、新たな理事を任命する場合に常任理事の中の1名以上の推薦人が必要となる。創業役員とは、各ダンジョン組合設立申請するには、5名以上の役員が必要となる。マークはベントレーが創業役員であり、自身を推薦した常任理事であることを知らなかったようで、口をわななきながら必死で何か言おうとするが言葉にできないいたが、我に返りようやく口を開く。


「なぜあんたが推薦人に…… 」


 ベントレーは冷やかな笑みのまま口を開く。


「そなたの父君とは旧知の仲でな…… そなたが帝国から移民する際に、何かあればと頼まれていたからのぉ そなたの父君の願いも充分であろう。父君には妹がずいぶんと世話になったからのう…… 」

「ふはっ…… たっ! …… 」


 ベントレーの言葉に、マークが顔を青くしてさらにカラダを震わして、言葉にならない何かをはいて足下のダガーを拾ってベントレーへと身を投げるように迫った。


「がぁ! 」

「させん! 」


 マークとベントレーの間に、ニセンが割って入り、マークの腕を剣で払い、マークはダガーを捨て自身の腕の痛みに悶えながら膝をつく。


「真面目にやっていれば…… 欲にまみれおって情けない」


 ベントレーは、そう言ってニセンに視線を向けると、ニセンはマークを拘束し声をかける。


「マーク理事、身内の内輪揉めと見て見ぬふりをできる状況ではないようなので、事情をお聞きするために、ダンジョンを出てご同行をお願いいたします。」


 マークはうなだれて黙ったままだ。


「我々は先にダンジョンを出ます。アーリエとセナは、そのまま皆さんと同行するように、セリカ行くぞ」


 アーリエとセナはニセンに敬礼し、セリカはアーリエとセナに手を降ってニセンと共にダンジョンを離脱する。ベントレーが残った皆に声をかける。


「うちの組合の恥部じゃな…… もう開発部は行動不能だから焦る必要はないが、こちらが目的を達し終わりにしてよかろう。アルトもう遠回りする必要もないから最短で案内してもらえるかのう」

「了解」


 ベントレーは先程とはうって変わり、穏やかな笑みを浮かべながらアルトに声をかける。アルトは了承し歩きだしながらベントレーへと話しかける。


「あの理事の事を知っていたのかベンじぃは? あまり素行も良くなさそうだけど…… 」

「昔はそこまで悪いヤツでもなかったのだがな…… 思うように行かなかったのだろうよ。ヤツの父親からそれなりの情報を得ていたからのぉ 自由にさせるよりは監視できる状況が良いと考えた結果だ。後はニセンに任せればよい」

「なんか、その言い方だといろいろ裏がありそうだなぁ」


 アルトは、苦笑しながらベントレーに尋ねると、ベントレーはとぼけたように笑い返答する。


「アルトにも看破できないこともあるようじゃのう? 」

「たぶんオレの能力は直接的に関わらなければ反応しないんじゃないか」


 ベントレーは、アルトの返答に顎をかきながら、なにか思案するように遠くを見ているが、何かを口にすることはなかった。


 アルトの案内で30分もせずに目標地点へ到着すると、そこにはダンジョンコアを模した宝珠が横穴の中にあった。特になんの問題もなくそれを確保すると、ダンジョンハンティングの終了したと、ダンジョンが認識したのか、全員が入り口へと転移するのであった。

お読みいただきありがとうございます。

次話も引き続きお楽しみいただければ幸いです。


前作のSTRAIN HOLEも何卒よろしくお願いいたします。

N6940GN

https://ncode.syosetu.com/n6940gn/


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