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後日、宰相が王妃様にジェマのお披露目パーティに参加してきたこと。お土産に箱庭テラリウムの通常バージョンと牧場バージョン、クルミの殻の針山に刺さった針と、ラピスラズリの男性はカフス、女性はブローチを、また飾ってあった石の薔薇もいただいてきたのだと、ついうっかり世間話のように伝えてしまった。
そう、ついうっかりだ。
宰相は王妃様にちくちくとわたくしも行きたかったとか嫌みを言われてしまった。
自慢したつもりはなかったけど、やはり自慢だったのか。料理は芋に度肝を抜かれたし、ラピスラズリはびっくりした。
まだ、驚きが残っていたせいかもしれぬ。
ラピスラズリどうしようか、一塊を王都の宝飾店の店長を呼び、王妃用に加工を依頼したところ。
これらも加工したら隣国に売れるだろう。陛下も喜んでいた、ジェマ嬢になにか追加で褒賞がいるか、考えるとまた、少し胃が痛くなる。
あの子のスキルは性能が良過ぎて困る、国にとっては利益が出て喜ばしいのだが、面倒もついてくる。
金より価値のあるラピスラズリ、隣国に売るにしても優先順位がある。在庫量と相談しつつとなるのが、ほんと悩ましい。胃が痛い‥。
そして。ジェマの家には後日王宮から、宰相が貰ったものを、すべて欲しいと王妃様のご要望だと、丁寧なお手紙が届き、早急に作り上げ贈呈することになってしまった。
王妃様からは、ステンレスを自由にしても良いと許可していただけているのだから、これぐらいお安いものです。
ただ、王妃様にと丁寧に作られためちゃくちゃ可愛い針山を見て、お婆様がぐぬぬとした表情をしたのは見なかったことにしよう。
針山は念のため5個ぐらい、針もそれぞれ10本差してお渡ししたので、これで落ち着いてくれると良いなぁ。
が、後日、村に帰ってから、王妃様から針山が更に欲しいと依頼が来た。今度はちゃんと代金もお支払しますと。村の女衆に作ってもらおう。王都のハギレを山ほど買って帰って本当に良かったよ!




