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収穫祭の準備も進んでいってる。ボーリング大会のために、金銀銅(金メダルは金ではなく真鍮を水晶でメッキしたものだけど、金色に見えるから良しなのだ。)のメダルは作ったし、副賞のリバーシも作ったよ。お父様は領主からだと野菜スープを振る舞うのと、エールの樽を提供するみたい。あと、村自慢のかぼちゃの大きさを競う、大カボチャ競争みたいなのがあるそうだ。後は飲んで歌って踊ってという感じ。少ないけど、村人が自前で出す屋台もいくつか参加するとか。
冬支度も兼ねてと、干し肉や燻製やドライフルーツやワインも出店するそうだ。ワインはお父さんの従兄弟のアルノーおじさんが参加するらしい。はとこのリュシアンとコレットも遊びに来るだろう。楽しみー。
わたしが約1か月間王家直轄地3か所巡りしていた間も村のボーリング熱は冷めず皆猛烈に練習していたそうだ。どれぐらい盛り上がるのかこっちも楽しみ。
石焼き芋用に豊作だった赤芋は全部お小遣いで買い上げた。お父様はただでもいいと言ってくれたけど、これはわたしがやりたいからやるのだから、けじめはつけないとね。王宮で準男爵になって年金で金50枚いただいたもの。日本円で5,000万だよ。赤芋買っても大丈夫!
大カボチャ競争の人にもメダル渡そうか。アルノーおじさんに賞品のワインも買うって連絡しとかないとね。
ボーリング大会の成績表を書く紙もいるよね。え、7歳ってこんなに忙しいの?!
お婆様から、収穫祭で教会はバザーを開くから、ジェマも何か寄付しなさいと言われたので、どうしようか思案する。水晶の護符は司祭さんが提供するそうだ。
うちはこの間見つけた水晶を司祭さんに少し寄付するみたい。司祭さんが喜んでおられたそうだ。水晶が使えないなら、前にマティアスさんが来た時に手伝ってくれたおばちゃんたちに好評だった蛍石のビーズにしようかな。
この間、みんなにステンレスの針をお土産にあげたから、ビーズはいいかもしれない。洋服や髪飾りやリボンにつけてもらえるかも。
ビーズを入れるケースも石で作って蛍石の青系、紫系、緑系と色分けして入れてみたら、綺麗。可愛い。いい!並べているだけでうっとりしてしまう。
このまま、教会へ寄付しにいってきたら、司祭さんに喜ばれて「ジェマさんのスキルの『石好き』は見慣れない聞きなれないもので、少し心配いたしましたが、良い結果を出されていてほっといたしました。」とにっこり微笑まれた。
ちょっと不遇スキルだと同情されていたんだろうか。いいよ。このスキル。大丈夫だよ。不遇スキルじゃないよ。鉱物関係に万能だもの、石好きのわたしはこのスキルで良かったよ!




