16
あれから、お父様はアルノーおじさんのところへ蒸留器を勉強しにいって、わが領地でも材料の銅を使って蒸留器を一緒に作ることになった。
アルノーおじさんは蒸留器でワインを蒸留して更に酒精の強いお酒を造るため日々勉強をされていたそうで、父が領地で銅が採れるようになったので、蒸留器を作りたいと申し出たということだ。
上手くいくといいな。
前世お酒は嗜む程度だったけど、嫌いではなかった。この村はアルノーおじさんのお陰で美味しいワインがあるけれど、もっと美味しいものが出来るのなら応援したい。
後10年後には飲めるね、その頃までに頑張って欲しい。
もし、上手く蒸留器を作れるようになったら、小さめの蒸留器をうちでも作ってもらって、精油を作りたい。まずはミントの虫よけ作りたいな。
7歳のジェマは、虫は大丈夫だけど、40歳のわたしは苦手だ。今は自分の中で相殺されているけど、森で苔を採っている時に、巨大なムカデにあった時は心臓が止まるかと思った。あれはびっくりした。
ムカデにミントの虫除けが効くかどうかはわからない、気休めかもしれないけど、無いよりまし。
今後箱庭テラリウムを売り出すなら、村の子どもが苔を採ってきてくれるかもしれないけど、自分の趣味で作るものは自分で採取したいものね。
森に入るなら虫除けを体中に撒き散らして全身ミントの匂いにして入りたい。
虫よけ万歳!早く作りたいね。




