愛飢夫の愛さがし
小説500字
「初めてのパングラム @言葉あそび」のページを見ると楽しさ倍増、元気100倍
愛とは、全ての始まり。
愛から生まれ、愛と共に生きる男。
彼は愛飢夫。
そんな飢夫から愛をとり上げるとはなんとも惨いことをする。
いつも隣にいた最愛の人、柿クケ子をダンディなイケオジ、館ツテ斗にNTRされてからというもの、彼は愛に飢える日々を送った。
飢夫にとって愛はなくてはならぬものなのだ。作りかけのパングラムを放り出して、彼は愛を探し求めた。
悲壮な姿で愛を探す飢夫をからかう奴らは後をたたない。
シス&セソという金髪青眼の陽気な双子を適当にあしらい、飢夫は愛を探した。
愛を目の敵にしているバイキン〇ンを飢夫パンチで吹っ飛ばして、愛を探した。
そしてついに見つけた。
声をかけてきた気のいい男について入った雑居ビルの三階のドアの奥に、その女性はいた。
渡された名刺には「美夢芽」とあった。
彼女はセーラー服を着ていた。サイズが小さいため少し苦しそうなので心配になった。
こんな世界があったのか。
飢夫は真実の愛を見つけた。
美夢芽が、喉がかわいたと言うので、ラ・リルレ・ロという酒を飲ましてやった。
美夢芽、美夢芽、
僕に愛をくれないか。
そうだ、来週の誕生日には君の欲しい時計をプレゼントしよう。
「お客様」
「何?」
「お会計です」
「ぬ?」
「まさかお金。ねの?」
「ゆん!!」
(了)
ゆん!!




