千と千尋
批評的エッセイ
千と千尋の神隠し
おお、予測変換に出てきたよ、このタイトル。
テレビの金ローで久しぶりに見たんですけどやっぱり良いですね。良い。
千と千尋はジブリで一番好きです。今観ても超大作って感じがあった。最近のアニメはCGが逆に安っぽく感じちゃうこともあるんです。それに対して、千と千尋には手描きの贅沢感があるなと思いました。
何が好きって、オモロいシーンの連続な感じ。「こんな映像おもろいやろ」て発想と、「こんなん好きでんねん」ていう趣味で創ったシーン。それのつなぎ合わせみたいな感じ。それをめっちゃ手間ひまかけましたよー、で出来てる。
で、ストーリーむちゃくちゃ、みたいな。いいんですストーリーは。あれがこうなってこうだからどう、みたいなのはたいした事じゃないんです。
だからほんと何にも考えずに観られる。むしろ考えちゃだめ。映像をそのまま受け取れって言われてるみたいです。
理想だなって思う。
天才にしか許されへんことな気がする。
そういう意味でポニョもすごい好きです。世間的にはイマイチみたいだけど、私はすごい好き。たぶん考えて観ると面白くないんだと思う。この映像おもろい、この感じええやろ、そういうのばっかりだから。
芸術ですね。なんかこう、合理的じゃないものに憧れるんです。理屈で説明できちゃだめみたいな気がするんです。
私は普段、合理的こそ正義みたいな価値観で生きてるんです。すぐに理屈で考えがちなんです。だけど、エンタメにはそうじゃないものを求めたりするようです。
多分そっちの方が本当は、価値があるからなんだと思います。




