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朝起きた。
散文詩
朝起きた。死にたいと思った。
なんとなくだけど。
まだ死にたいと思ってる。
特に理由はないけど。
今日を生きる理由を探しだした。
無かった。
死にたいと思った。
寒いから布団を出る理由がなかった。
がんばって浴室まで行こうか。
シャワーを浴びれば死にたくなくなるかも。
ただ、今は、
布団にもぐって目を閉じた。
どうせ死なないし、どうせそのうち布団から出る。
どうせそのうち何も考えずに体を動かすことになる。
ちょっとずつ頭が冴えてくる。
ゆっくりとまともな人間になってゆく。
生きることが当たり前の感覚になってきて、
床に立ち上がって、ため息を吐いた。
何も問わず、何も疑わず、
習慣に操られて体を動かしてゆく。
身だしなみを整えて、玄関を出た。
空が晴れている。
小鳥のさえずりが聴こえる。
向こうに電車が走るのが見える。
きっと素晴らしい朝だ。
いつも通りの。




