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それは

詩


それは、

ふとした時に見つかって、

見つかった時に初めて、それがそれであって、そこにあると知る。

そこにないのなら気づきもしない。

ウソのような不思議なもの。


わたしは何かに動かされる人形のようだった。

今はそれがあるから、私は生きていると胸を張って言える。

体中がそれに尽くしているからだ。

わたしはそれを何度も何度も確かめる。


今は、やるべき事を知っている。やらなくていい事を知っている。


意識が明らかになってゆく。色が鮮やかになってゆく。空気が澄んでゆく。

向かって行けそうだ。痛めつけられても立ち上がれそうだ。

縮こまっていた体が動きたがっている。


今は、やるべき事を知っている。やらなくていい事を知っている。

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