第5話 これが二○の極みだ!いや、自重しろよ!
皆さま、おはようございます、こんにちは、こんばんはです!
今回はやっと主人公のステータスが明らかににります。
私なりに続きが気になるように書いたつもりです。
誤字脱字やこうした方が良いよなどの意見も募集中です。
試験会場についたアカネとチトセはそれぞれの指定場所に移動した。茜はチトセとは違い、体感で東京ドーム1個分の広さはあるだろう室内に1人待機していた。チトセは、茜がいる室内の2階部分にあたるコントロールルームで他の職員に指示を出し準備をしていた。
「この部屋は特殊な鉱石を使っているため、体感的には広く感じていると思うが、実質広さはさっきいた場所の3倍くらいだ」
「じゃー、あまり派手な戦闘はできないんじゃないですか?」
「いや、そこでさっき言った特殊な鉱石の力が関係している、この鉱石には様々な効果を持っているが特に強いのが、感覚を鈍くする効果だ。この効果によって君が1歩足を動かしたとしよう、しかし君の脳にこの特殊な鉱石の効果で脳にうまく指示を出せなくなり感覚的に1歩歩いたとしても、実質半歩も歩いていないんだ」
「なるほど、わかりました。じゃーいつはじめますか?」
「君の準備ができたらいつでも始められるよ」
「いつでもお願いします」
「いいのか?武器の使用は許可をしているが、確か君の履歴書には道場に居た経歴があるが、見た目君は丸腰のように見えるが道場では素手だったのか?」
「確かに俺が通ってた道場でも武器の訓練もしていたけど、基本うちの道場は素手で行うことが多かったから、こっちの方が慣れてるんでよ」
「ならいいが、では始めるぞ」
「お願いします」
茜がそう言うとさっきまで白一色の室内が一変して、いきなり目の前に岩肌の壁が出現し、奥に続くような穴ができていた。見た目はよくゲームとかで見る冒険者御用達の洞窟に見えるが、何か言いようもないプレッシャーを洞窟の奥から感じていた。
「では、これから第15000回ギルド職員実技試験を始める!...では、はじめ!」
チトセの言葉とともに茜は地面をおもいっきり蹴った。
茜は、道なりに洞窟を走っていた。走ること約10分、初めて敵と対峙した。初めての敵はゴブリンだ。茜はゴブリンの動きに注意をしながらチトセさんからもらった固有能力の観察を使いゴブリンのステータスを見た。ゴブリンは森林や洞窟などいたるところに居るモンスターで、よくゲームで初心者の練習相手として使われるモンスターだ。ここでのゴブリンもゲームとだいたい同じステータス持っている。ゴブリンのステータスは以下の通りだ。
種族/ゴブリン
Lv:3
称号:なし
HP:10/10
HP:0/0
力:15
技:5
魔:0
魔法スキル:なし
特殊スキル:なし
これが一般的なゴブリンのステータスだ。ちなみに一般的な人間族のステータスはこの通りだ。
種族/人族
Lv:2
称号:なし
HP:13/13
MP:5/5
力:10
技:10
魔:10
魔法スキル:なし
特殊スキル:なし
チトセから教えてもらった人間族のステータスを思い出しながら、じゃー俺はどの程度のステータスなのかと思った茜は自分のステータスを見た。
名前:ミヤマ・アカネ
Lv:5
種族:人族?
称号:壊す者/逃げられる者
HP:100/100
MP:500/500
力:1500
技:1500
魔:1500
魔法スキル/
特殊スキル:観察/拳弾/記憶能力UP/圧縮/威圧/(神々の試練)
何だこれ?俺は地球で普通に生活をしていただけだよな?周りのみんなと違うところは道場に通ってただじゃないのか、少し落ち着いて考えてみよう。称号の逃げられる者と威圧は分かる、てか自覚するとテンション下がるなはぁ...次いこ次、LvとHPは、まぁ道場に通っていたこともあって少し高いことも分かる。しかし、他のステータスは異常だぞ!平均の人族の100倍はあるぞ。それに何だ、かっこのスキルは、チトセさんの説明にはなかったぞ?
そんな事を思いながらブツブツしゃべっていたら、チトセさんが。
「おい大丈夫か?今は試験中だぞ、目の前の敵に集中しろ」
おっと、そうだった今は試験中だった。ステータスについては後で考えよう、今は目の前のゴブリンに集中だ。
考えるのをやめ茜は意識をゴブリンに集中する。
ゴブリンと睨みやいが続く中先に動いたのはゴブリンだった。ゴブリンは右手に持っている木の棍棒で頭をめがけて振りおろしてきた。その動きを目で追えた茜は、棍棒を左によけた。茜はゴブリンから距離をとり、右腕を絞め力を溜めていた。ゴブリンが自分の攻撃を避けられたことを知ると、追随して攻撃をしようとしたが、2回も隙を見逃す茜ではなかった。ゴブリンがまた右腕を振り上げた瞬間にできる空いた左胸に力を溜めていた右拳をゴブリンの胸にぶち込んだ。この1撃目は相手のバランスを崩すために放った一撃、本命は2撃目だった。バランスを崩したゴブリンに再度溜め右拳を振りぬいた瞬間。
パンっと言う音とともにゴブリンが破裂したのだった。
この映像をコーヒーを飲みながら見ていたチトセや周りの職員は目を見開いたり、驚きの声をあげていた。
一方、放った本人も予想以上の威力を出した自分の攻撃に驚き、一言つぶやいた。
「これが、○重の極みだ!」
コントロールルームから大声で一斉に「「「いや、自重しろよ!」」」と言う声が聞こえてきたのは当たり前である。
???
「彼やってるねー」
「そうですね、本当に人族ですか彼?」
「人族ではあるね」
「人族ではですか...」
「まぁ彼が何族であろうと関係ないよ、今は彼を見守ろうよ」
「そぉですね今は...」
さぁこれからだよ。
どうでしたでしょうか?
主人公は道場に通っていたという設定で、何かの流派があると思った人もいるかもしれませんが、主人公の流派に型や構えはありません。しいて言えば壊すことに特化した動きが構えになるかもしれません。
次回も主人公の戦闘パートが続き、多分ラスボスを出すと思います。
皆さまの心に残るような文を書いていけるように頑張っていきたいと思います!
では、次回の話で会いましょう!
9/27 修正しました。スキルの部分を変更しました。