当たりたくはない
きゅうりの収穫作業の途中
娘の頭上で
バタタタタッ
と、ビニールに何かが落ちた音がしました。
思わずビクリと肩を揺らした娘。
きゅうりを握りしめたまま頭上を見上げると、
ビニールハウスに鳥のフンが落ちています。
びっくりした…
あんなに大きな音が出るんですね。
よくある事だと父から聞きましたが
頭上で体験したのは初めてです。
汚れるからやめて欲しい〜と
諦めたように言っていましたね。
農家は
土いじりが基本ですから
汚れるイメージがありますし
実際汚れることも多いのですが、
父は
汚れることは仕方ないと思いつつ
綺麗に保ちたいタイプなんです。多分。
なので、
使っている道具は綺麗に整っていますね。
時間がなくて
雑に置く日もありますが
翌日には
ごとごと片付けて綺麗にします。
「今日、青鷺がハウスにフン落としていった」
音が凄かったので父に言うと、
父もハッと思い出したように目を開けて
口を開きます。
「昨日な〜、きゅうり持って行ってたら、目の前の道路に鷺がフン落としてな〜、あれは危なかった」
「え?荷にかかった?」
「かかってない。セーフ。でも危なかったぞ〜」
昨日は父が
今日は娘が
狙われているのかと思うくらい
被害に遭いかけています。
あの量のフンには
絶対に当たりたくはありません。
宝くじが確実に当選するなら
考えますけど…
一等じゃないとイヤですね。
ビニールハウスを
航空写真で上から見たことがあります。
透明なビニールハウスの中に
規則正しく育つ緑の列がとても綺麗でした。
鷺の目には
こんな風に
ビニールハウスが映っているのでしょうかね?
この
緑の列の横を
私が歩いているとしたら…
上から見ると魚が泳いでいるように
見えるかもしれません。
それはちょっと
テンションが上がります。
あそこに魚がいるぞ〜って
鷺が思ったら
面白いな〜。
青鷺の目はちょっと怖いです。




