一緒に生えてる
田植えをして
もうすぐ2ヶ月というところでしょうか。
畔の雑草も
草刈機で刈られているのに
負けじと伸びています。
この時期の稲の苗は
最初のひょろひょろの2、3本から
10本以上に増えて
がっしりしてきた感じがします。
『分けつ』
分身の術みたいな感じです。
稲の苗が
増えて
増えて
増えて
全部大きく成長するそうです。
葉はしなやかさを保ったまま丈夫に
色も濃い緑になりました。
高さも倍以上になっていますね。
そんな稲の成長とともに
水の中でみるみる大きくなる音符さん。
『お玉杓子』
ヒョイっと畔から田んぼを覗けば
ピチピチピチーっと
あの尻尾をピチピチさせて
四方八方に
わーーーーーっと
逃げ惑います。
面白い。
娘から離れたところへ行ってしまったので
そのままの体勢で動かず眺めて
お玉杓子の動きがリラックスしてきた頃に
手を左から右へ
そーれ と動かします。
その手の動きの合わせるように
また わーーーーーっと逃げ惑うお玉杓子。
可愛いです。
この子たちは成長が早いので
今しか見られません。
なので
その時期に合わせるようにして
田んぼにはちょこちょこ訪問客が。
まずは
稲の苗の列に沿ように
ひょこ ひょこと
ゆっくり歩くカラス。
稲の苗の背が高くなっているので
頭しか見えませんが
あの真っ黒い頭と
少し左右に揺れて歩く姿は
カラスです。
あ。
今何か食べましたね。
多分
お玉杓子でしょう。
お次は
カラスと同じ目的で
田んぼにやって来ている鷺。
カラスと違って背が高いので
お玉杓子を食べる時は
少し屈んで
狙いをつけながら首を伸ばし
最後の一瞬で素早くパクリ。
お見事ですね。
稲の苗と
お玉杓子の成長に合わせて
ちゃーんとやってくる鳥たちを見ると
ああ
今年も季節が巡っているなと
感じます。
そんな巡りの中でやってくる鷺は
白い小さめの鷺と
羽が灰色の大きめの鷺がいます。
この
大きめの鷺。
アオサギの田んぼでの立ち姿が
結構
独特な雰囲気を醸し出しているんです。
青々と茂った稲に
下半身が隠れているので
あの長ーい首が
田んぼの苗の緑から生えているように見えるんです。
ニョキっと。
そして
必ず数羽でいます。
ニョキ ニョキ ニョキ。
おまけに
同じ方向を向いています。
右なら右。
左なら左。
斜めなら斜め。
ピクリとも動かずにです。
角度も一緒で。
そして最後に目。
目が
とても
印象的で
観察しているはずなのに
観察されているような
瞬きも
瞳孔の開閉も見えないので
本当に
ジッと見られている気分になります。
見透かされているような
監視されているような
そんな錯覚を覚える
眼力を持っていますね。
なので
アオサギの
あの独特な間の取り方には
若干の怖さを感じるんです。
あ…
あの動かないまま見てくる感じが
魚の目に
似ているかもしれないです。
あれで
内心大慌てなのかもしれませんね。
アオサギには
近付けた記憶がないので。
私が見ている距離から
アオサギは私を見ているんだと思います。
一歩、二歩寄るだけで
もう翼が開きますから。
……50メートルは離れているんですけどね。
どれだけ目が良いんでしょうか。
警戒心が
強すぎます。




