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少し力を使いすぎたらしく、どうやら一ヶ月ほど眠っていたようだ。
──まあ、天気を操るのは、さすがに簡単なことじゃない。
でも、あの優しい笑顔を見られたのなら、それだけで十分だ。
さて、久しぶりに目を覚ますと、なにやら周囲がざわついている。
和菓子たちも騒がしい。何事かと聞けば、向かいのテナントに洋菓子店ができていた。
どうやら、いつの間にかオープンし、かなり繁盛しているらしい。
店の前にはずらりと行列ができ、道まで続くほどの賑わいだ。
一方で、うちの店はというと……
通りを行く人々は、誰一人として足を止めることもなく、素通りしていく。
人間というのは、どうしてこうも流行り物に弱いのか。
──こちらだって、味も品質も決して負けていない。
だが、客足が遠のいた影響は深刻で、主人もずっと頭を抱えている。
他の和菓子たちに聞いたところ、どうやら洋菓子店は二週間ほど前に突然できたらしい。
それ以来、うちの店の売上はがくんと落ち込んでいるという。
このままでは、最悪──店仕舞いも現実味を帯びてくる。
……冗談じゃない。
私は三色団子の神として、誇りを持って存在している。
この店を、そして主人を、絶対に守らなければ──!




