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最終章
今回の出来事で、私は一つの答えを見つけた。
まだしばらく、この世界の循環を続けていこう。
そして、人間たちの心を、そっと見守り続けよう。
人間には、さまざまな感情がある。
「美味しい」と言って食べてくれる人。
和菓子を初めて見て、目を輝かせる人。
家族の喜ぶ顔を想像して、大事そうに持ち帰る人。
時には、悲しみやつらい出来事もある。
それでも、人は──
誰かを思いながら生きている。
時に涙を流しながらも、笑顔を忘れず、
つながりの中で、前を向こうとする。
そんな人々の営みの中に、私が少しでも力になれるのなら。
三色団子という依代を通して、温もりを届けられるのなら──
私は、まだ神として存在する意味があるのだろう。
さて……
次の循環では、どんな人と巡り会えるのだろうか。
私は静かに目を閉じ、
再び誰かに選ばれるその時を、静かに待つことにした──




