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三色団子に意識を移すと、目の前に広がったのは静かな墓地だった。
お客さんが手際よく雑草を抜き、墓石と墓碑に水をかける。
線香を立て、私たち団子を丁寧に供える。
そして、ぽつぽつと墓石に語りかけ始めた。
生前にとても仲が良かったみたいだ。
最近の仕事のことや趣味の話、きっと小説の話をしているのだろう。
少し寂しげな表情を浮かべながらも、どこか楽しそうに話すその姿には、
人と人との繋がりが滲んでいた。
そして、供えた団子のうち一本を手に取って食べた。
美味しいと笑った、その表情は、とても優しかった。




