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壇上では、いよいよ教祖が呪文の詠唱を始めていた。
信者たちのテンションも最高潮に達している。
一人、また一人と供物が釜に投げ込まれていく。
他の和菓子たちも次々と、釜の中へ──
──くそ、間に合え……!
私は想像する。
禍々しく、恐ろしく、神の威光を纏った姿を──!
……そして、ついに私の依代である三色団子が、
釜に投げ込まれる、その瞬間──!!
間に合った!!
団子のひとつが、黒い瘴気をまといながら宙で静止し、
もこもこと膨張し始める。
そこから姿を変え、
黒く、そして禍々しい姿に形を変える!!
教祖は目を見開き、叫んだ。
『し、召喚……できた……!!』
信者たちは歓喜し、涙を流し、ひれ伏す──
だが彼らはまだ知らない。
これから自分たちが、恐怖と後悔の底に叩き落とされるということを──




