11/18
11
時間との勝負だ。
儀式の準備は着々と進められ、
供物が次々と釜に投入されていく。
火が点けられ、ぼうっ、と青白い炎が立ち昇った。
工程を見るに、タイムリミットは五分切っているかもしれない。
考えられる手段は、二つ──
一つは超能力を使って、信者たちの心に直接訴えかけ、改心させる。消耗は少ないが、抽象的な“恐れ”では効果が薄い可能性もある。
もう一つは具現化して、圧倒的な“禍々しさ”で恐怖を刻みつける。 こっちは消耗が大きく、下手をすれば次の循環が数ヶ月、いや……もっと先になる恐れもある。
迷っている時間はもうない。
ここまで来たら── 具現化しかない!!
食べ物を粗末に扱い、
しかも私を邪神として好き勝手に利用しようとする輩に、しっかりお灸をすえてやらねば!!
私は意識を集中させ、気を練り始める。
一気に体の奥底からエネルギーを集め、魂の中心で膨らませていく……!




