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意識を飛ばした先では──、お団子教の信者たちの集会が行われていた。
さっき店に現れた、あのフードの人物が壇上に立ち、演説を始める。
『昨日、 長年探し続けていた古代書を、調査中の遺跡の奥深くでついに発見した!!』
ざわつく信者たちの前で、教祖は興奮気味に声を張り上げた。
『その書にはこう記されていたのだ!
──大量の団子と、降神術に必要な供物を“釜”に入れて、
かき回し、煮詰め、呪詛を唱えよ。
されば災厄の邪神が蘇る──と!!
かつてから存在は知られていたが、ついにこの古代書によって
召喚方法が明らかになったのだ!!
我らが崇めし邪神をこの世に呼び戻し、
腐り果てたこの世界を──浄化するのだ!!』
信者たちは、おおおおおお!!と一斉に歓声を上げ、熱狂の渦に包まれていく。
教祖は両腕を天に突き上げ、さらに煽る。
その手のひらには──
よく見ると、禍々しい紋章の中央に、なぜか三色団子のタトゥーが彫られていた。
……邪神として崇めるのは構わないが、
なぜ団子の部分だけそんなに可愛くデフォルメされているんだ……
ともあれ、壇上の前には大きな錬金釜が設置され、信者たちが供物の準備を進めていた。
私を含む団子たちは、壇の横に慎重に置かれている。
さて……どうしたものか。




