サキュバス街でのハード修行 ~朝からの百合儀式と欲張り記録~
「ふふ……朝の魔力儀式の時間よ、ディード♡」
リリス様が優雅に微笑みながら、私をベッドに引き寄せた。
「にゃんにゃん! 今日も最後までちゃんと感じてね、ディード♡
これ、サキュバス街で暮らすための大事な魔力維持の修行なんだよ?」
ララァが勢いよく胸に飛び込んできて、猫耳を激しく擦りつけてくる。
私は一瞬、体を固くした。
(……知ってはいたんですの……ゲームでは「毎日行われる魔力共有儀式」としてしっかり覚えていたのに……
まさか朝イチで、いきなり現実で始まるとは……!)
「……あの……リリス様、ララァ様。さすがに朝からというのは……少し心の準備が……」
「ん? どうしたの、ディード?」
リリス様が妖艶に首を傾げ、私の頰を指先で優しく撫でる。
「にゃ? ディード、嫌……?」
甘い視線と期待に満ちた表情に、私は言葉を詰まらせた。
(うわぁ……本当に躊躇してる……! ゲーム画面越しなら「早くやれ!」と叫んでいたくせに……
リアル令嬢として、これはさすがにハードルが高いですわ……!)
「……いいえ、大丈夫ですわ。ただ、少し……心の準備が……」
結局、逃げ切れなかった。
「ふふ、かわいいわね。そんな顔されると、もっと苛めたくなってしまう」
「ディード、頑張ってね♡」
密かにアーカイブ記録機能だけを全開にしながら、私は観念した。
(スキップはなし……でも全部、全部記録しますわ……!
これは立派な……魔力修行ですの……!)
すると二人の甘い攻撃が、朝の柔らかな光の中で始まった。
「ひゃうっ……!? ララァ様、尾が……太ももに絡まって……!
リリス様の唇が耳に……あっ……♡」
「ふふ、朝から可愛い声ね。もっと聞かせて、ディード♡」
「ディードの匂い……最高だよ……にゃん♡ ここ、熱い……もっと擦りつけちゃう……」
「耳、弱いんですね……ここ、優しく舌で……んっ……」
「や……あんっ……! 二人同時に……朝から酷いですわ……!
頭が……おかしくなりそうですの……!」
(尊い……朝から推し二人に囲まれて……これは本当に尊いですわ……!
でも……令嬢として、こんな声を出してしまうなんて……本当に恥ずかしい……!
ゲームで知ってたはずなのに、現実だと全然心の準備ができていない……!)
三人の魔力がゆっくりと濃密に絡み合い、部屋全体が淡い桃色に染まっていく。
甘い吐息と柔らかい感触、熱い魔力の奔流に包まれながら、私は必死に耐え続けたが♡
──数時間後。
私はベッドにぐったりと沈み、荒い息を繰り返していた。
全身が熱く火照り、指先一つ満足に動かせない。
ララァが私の胸に顔を埋めたまま、満足そうに喉をゴロゴロ鳴らす。
「にゃ……ディード、すごかったよ……大好き♡」
リリス様が優しく髪を撫でながら、妖艶に微笑んだ。
「よく耐えたわ、ディード。
朝から顔が本当に可愛かった……この調子なら魔力もどんどん強くなるわ♡」
私は真っ赤な顔で天井を見つめ、心の中で小さくガッツポーズをした。
(……アーカイブ、完璧に保存完了……
朝から推し二人に囲まれてあんな声を出してしまった全記録が……
後で……後でじっくり堪能……ふふ、ふふふ……)
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その夜 黒い月亭・一人部屋
湯船に深く浸かりながら、私は目を輝かせて呟いた。
「……アーカイブ再生……高画質・完全同時多角記録……
特に激しかったところを……全部スローで……♡」
「……ああ……尊い……本当に尊すぎますわ……♡」
私は湯船の中で顔を真っ赤にしながら、夜通しアーカイブを堪能した。
(……ゲームでは知っていたけど……現実のこれは本当に神ハードですわ……
でも、これで魔力も強化されるはず……
王都の馬鹿どもに仕掛けるハニトラのため……頑張らなければ……ふふふ……そしてついにあのスキルゲットね!?)




