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27話_初授業

今話はタイトル詐欺に近いです。

 今日は初授業だ。私は魔法科と魔道具科、カトレアちゃんは魔法科と商学科、スティムは魔法科と貴族科の授業を受ける。ちなみにライアスは魔法科と騎士科を、シルビア王子は魔法科と騎士科、貴族科を受けるみたいだ。小耳にはさんだだけだが、シルビア王子は三つの科に加えて生徒会にも参加するらしい。加えて王子教育なるものもあるらしいので、かなり忙しそうである。

 入学試験は科によって異なり、私の受けた魔道具科もカトレアちゃんの受けた商学科も試験問題が送られてきて回答を送り返すものだった。カンニングし放題では?と思ったがカンニングはすぐにばれるように魔法がかけられていてすぐにばれるらしい。魔法の力ってすげー。


 なんやかんや言ったが推薦組は推薦された学科が優先されるので初日のオリエンテーションは魔法科で受けることになる。入学式のようにカトレアちゃんと一緒に授業に向かったらライアスがいた。


「よう、サクラだったな。今日の授業が終わったら話せないか?」


 勘だが日本の事だろう。昨日の学園長との話のときに含ませた言い方をしていたし私も気になっていた。


「ライアスさん。もちろんいいですよ。どこでお話します?」

「あー、誰にも聞かれたくないからな。シルビアに頼んで空き教室を取ってある。授業終わったら一緒に移動すればいいだろう。」

「オッケー。じゃ「ちょっと待ちなさい。」ふぇ?」

「ふぇ?じゃないわよバカサクラ。空き教室に男女で二人きりになんてなっちゃダメでしょ。どんな噂が立つか分からないわよ。」


 言われてみればその通りだ。半分以上忘れていたが淑女として母を悲しませないようにしないと。


「あー。だがどうしても他の人には聞かせられない話なんだ。妥協しても誰かに扉の前に立ってもらう程度だな。」

「いや、部屋の中で大丈夫だよ。遮音結界張るから。」

「そんな便利な魔法あったか?というか適正無だったら魔法使えないだろ。」

「んー、放課後にそこら辺も話すよ。」

「了解。思ってたより普通のやつで安心したわ。」

「「はあ?」」


 なんて失礼な奴だ。カトレアも私の味方みたいだ。よし、ここは二人で完璧な反論を…


「サクラが普通な奴な分けないでしょ。ちゃんと変人よ。」

「カトレアちゃん!?」

「ぶふっ。」


 カトレアちゃんに背後から撃たれた。ライアスも笑ってるし二人とも失礼な。


「そこの三人。授業を始めるからさっさと席に着けー。」

「「「はーい。」」」


 なんかぼさぼさ頭の先生が出てきた。白衣に眼鏡...。科学でも教えていそうだ(偏見)。


「あー、じゃ、人多いし覚えられないから自己紹介はなしでいいか。で、何やればいいんだっけ?」


 ...。この先生は大丈夫だろうか?というか世界一の学校の先生がこんなんでいいのか?


「フューズ先生。せめて先生の名前だけでも言ってくださらないと生徒たちが困ります。」

「んー?シルビア君が言ってくれたからいらないんじゃないかな?まあいいや。フューズです。よろしく。後はシルビア君に任せて僕は帰るね。」


 ...。本当に帰っていった。なんで教員なんてやってるんだろう。


「しかたない...。私が代わりに進行しましょう。立候補の方がいれば任せますがいますか?」

「いや、王子様差し置いて進行役する奴はいないだろう。」


 ライアスが突っ込んでるが同感だ。いくら学生は全員平等として扱われていても無茶があるだろう。シルビア王子も分かっていたようで軽く流して進めていく。

 魔法科のオリエンテーションでは実力の把握のための魔力量の測定を行った後、数人の代表がみんなの前で模擬戦をするらしい。その後適正ごとに分かれて基礎からの練習が始まる。…。私は何処に行けばいいのだろうか。氷華使えば氷を操れるし水にしようかな。水は出せないけど...。


 ―――


 魔力測定は何事もなく終わった。担当の教員がめちゃくちゃ驚いた後化け物を見る目で見てきた気がするけど気のせいだろう。鑑定用の石板ではなく水晶みたいなものを使ったがこれは必要以上のステータスをみないための配慮だそうだ。私には特殊スキルがあるから必要ないけど個人でも購入できるらしい。

 魔力測定が終わった学生達が全員訓練場に集まってきた頃シルビア王子が切り出した。


「さて、模擬戦ですが、私とライアスさん。それからサクラさんの三人でやりましょうか。」

「え?三人?」

「今後のためにも難易度高めで行きましょう。」


 親善試合に向けて手合わせしておこうってことかな?シルビア王子って意外と脳筋だったりする?


「面白そうだな。手加減なしで行くぞ。」

「のりのりじゃん。脳筋かな?」

「ふっ。そういうサクラも笑ってるぞ?」


 仕方ないでしょう。絶対に面白いし、最弱の主人公が他の主人公たちに下克上するチャンスなんだから。誰に言うでもなく心の中でそうつぶやいた私は訓練場の中心へと足を進めたのであった。



*****

Tips フューズ

 七龍学園の先生の一人。魔法の研究に対する能力は高いが他の能力は皆無。シルビアがいるクラスなら平気だろうといって丸投げされた。シルビアが忙しい学園生活を送る要因の一つ(大部分)。

カトレア「不安になる先生ね。」

サクラ「やるときはやる先生だから大丈夫!」

カトレア「一応聞くけどなんでそう思うの?」

サクラ「勘!」





次話は明日の17時投稿予定です。


誤字脱字報告お待ちしております。

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