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18話_もう一人の主人公 <ライアス視点>

SDS一周目主人公ライアス視点です。

 サクラたちが洗礼式に参加していたころ、ある獣人の集落でも洗礼式が開催されていた。


 ―――


 *識***ワークに接続*。

 イメ**世界の修*を開始***...。...。一部修**失敗*ま**。

 失**所の確認**始し**...。...。今後**行に問題が**と判断**した。


「****、******。」

「桜***の**をお願いします。」

「****の幸福**りま*。」


 ―――


「さすがライアス様。光の適正をお持ちです。」

「おう...?」

「ライアス様、どうかなさいましたか?」

「いや、なんでもない。が、終わったのなら戻っていいか?」

「もちろんでございます。ライアス様の言葉は絶対ですから。」

「じゃあ戻るわ。後はよろしく。」

「かしこまりました。ステータスは後で確認できるようにしておきます。」

「おう、ありがとう。」

「いえいえ、ではごゆっくり。」


 俺の名はライアス・アルパイン。龍に愛され、この辺鄙な場所にあるの集落の族長の息子で、この集落を伸し上げ、獣王国と対等の国、もしくは獣王国をも傘下にする国にする存在…だとさっきまで思っていた。だが今の俺はそれが不可能だと知っている。というか、


「おいレオン、どういうことだ。お前が獣王国の国王をやってるなんて聞いてないぞ。」

「聞かれてないからね。そんなことより洗礼式でなにがあった?魔力の質が変わったぞ。それにどうやってそれを知った。知ってるのは一握りの存在だけなんだが?」


 そう、この世界で7人しかいないと言われている神霊のうちの一人であり、俺と契約しているレオンハルトが獣王国の国王をやっていたのだ。もちろん表立っているのは別の人物である。俺が今ではあほらしいと思う勘違いをしていたのは、神霊しか持たない特別な耳(今となってはただの猫耳だ)を持ち、神霊と契約した俺が一番獣人族のトップにふさわしいといわれてきたからだ。トップが神霊なら俺がそこに成り代わる必要などない。


「信じられないかもしれんが、洗礼式で前世?の知識を思い出した。」

「ふーん。それで?」

「疑わないのか?」

「魔力の質が変わったからね、魂の変化が起きた影響だろう。もしかしてお前の前世は俺の側近でもしてたのか。誰だ?」

「残念ながら違う。日本という場所の記憶だ。そこにはここの世界そっくりなゲーム、小説のようなものがあって、そこにレオンやライアスのことが書かれていた。」

「日本?そんな場所ないと思うけど?」

「異世界だからな。空島の文化にブルーム王国の文化が足されたような世界だ。ま、魔法はなかったけどな。」

「へー。面白い世界だね。どんな場所か教えてよ。」

「また今度な。その小説によると数年後に魔王が復活するらしい。俺はどうやら他の神霊との契約者たちと共に魔王退治をしなきゃいけないみたいだ。」

「予言書みたいなものか。知識を悪用するなよ?」

「軽いな。いい方向に変えようとはしても悪用しないから安心しろ。」

「分かってる。信用してるよ。魂が変質してもライアスはライアスだからな。」

「お、おう、サンキューな。」

「サンキュー?」

「ありがとうってことだ。」

「おう、いいってことよ。」


 少し記憶を整理しよう。といってもところどころ記憶に穴がある。死んだ?記憶もないが自分の名前も分からない。それでもSDSに関する記憶はしっかり残ってるみたいだ。SDSの六周目までの世界ならなんともないが、七周目の世界だと詰むかもだな。さっきちらっと見えたステータスはゲーム内のステータスよりも高いから大丈夫か?


「‐。ライアス。話を聞け。」

「いった。考え事してる間に叩くな。」

「俺の話を無視するのが悪い。それよりライアスの他に日本とやらの記憶を持つやつっているのか?」

「あぁ、その可能性があるのか。...可能性としては、レオン以外の神霊と契約している人。それからこいつは契約者じゃないがサクラっていうハーフエルフだな。」

「契約者はわかるけどサクラ?はなんでだ?」

「話の主人公の一人だからだ。」

「そうか...。サクラの記憶は確認できないが他の契約者たちは記憶があるか兄弟たちに聞いてみよう。」

「そっか、それは助かる。」

「おう、面白そうだからな。任せておけ。」

「じゃ、頼んだ。」

「行ってくる。」


 しばらくレオンは帰ってこなさそうだな。神霊の契約者に記憶があればSDSの六周目までの世界、逆にサクラにあれば七周目の世界の可能性が高いか?どのみち魔王と戦うためにも今まで以上に鍛える必要がありそうだ。でもその前にちゃんとステータスを確認してくるか。


*****

Tips ライアス・アルパイン

 一周目の主人公で獣人族の族長の息子。洗礼式で日本の記憶を思い出した。すでにレオンと契約しており、これからのことを相談する。光と熱を操るオールラウンダー。


 ステータス

 名前:ライアス・アルパイン

 種族:獣人族(猫)


 生命力:8000

 魔力:1000〈適正:光、火〉

 体力:A

 物理攻撃力:A

 魔法攻撃力:A

 物理防御力:B

 魔法防御力:B

 器用さ:C

 素早さ:A

 運の良さ:C


 特殊スキル:ステータス、アイテムボックス、鑑定

次話は明日の17時投稿予定です。


誤字脱字報告お待ちしております。

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