表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/88

15話_洗礼式

新キャラ出しすぎると管理が大変。

先人達のすごさが分かりました。

「サクラちゃんこんにちは。ローズさんもお久しぶりです。」

「サクラちゃんにローズさんこんにちは。」

「カトレアちゃんのお父さん、お母さん、こんにちは。」

「ええ、お久しぶりです~。」


 無事、洗礼式の会場前で集合できた。ちなみにカトレアちゃんの両親は二人とも狐の獣人である。


「相変わらず幸せそうな顔してますね。」

「ええ、だらしない顔してるわ。」

「ちょっと、だらしないってなによ。」


 モフモフが三つもあるのだ。見てるだけでも幸せだろう。


「サクラはいつも残念な子だけど時々変になるわね。」

「カトレアちゃんがひどい。」

「サクラちゃん、いつもカトレアと仲良くしてくれてありがとな。」

「い、いえ、こちらこそカトレアちゃんと遊ばせてもらってありがとうございます。今日も待たせちゃった上に場所取りまでしてもらっちゃって。」

「はっはっはっ。場所取りくらいおやすいごようさ。それくらい私と旦那にまかせればいいのさ。」

「そうですよ。私のことも実の父親だと思ってもっと頼っていいんですよ?」

「はい...。ありがとうございます。」


 二人とも優しくて心がポカポカする。ちなみに丁寧な話し方をしているのがカトレアちゃんのお父さんでサバサバしてるのがお母さんだ。


「そろそろ始まるかしら~。」


 母がそう呟いたとき、会場の扉が開いたのだった。


 ―――


「おー、綺麗だねぇ。」

「そういえばサクラが教会にくるのは初めてだったわね~。」

「そうなのかい?」

「ええ~。うちの村には教会がないのでなかなか行く機会がないんですよ~。」

「じゃ、サクラちゃんは協会がどんな場所か知らないのか?」

「いえ、少しだけ知ってますよぉ。神様が祀られていて神聖な場所だとか、ちょっとした怪我を治してくれる場所だとかぁ。」

「ん?そうなの?」

「んー?違うの?」

「いや、怪我治す場所は病院でしょ?」

「あれ?じゃあ病気治してくれるとか呪いを解いてくれるとかぁ?」

「いや、教会と病院は別物でしょ。」

「あはは。いつもながらサクラちゃんのそのヘンテコ知識はどこから来たものなんだ?」

「いやぁ...。ちょっと本にそう書いてあった気がして...。」

「はっはっ。サクラちゃんの家にはいろんな本が置いてあるんだなぁ。」


 前世のイメージですとか言えない。今までも失言の度に本で読んだってごまかしてきたせいでカトレアちゃんのお母さんに変なイメージを持たせてしまった。


「い、いや、家だけじゃなくていろんな場所で読んだ本だけどねぇ...。」

「ま、確かにサクラはしょっちゅう本読んでるわね。」


 苦しい言い訳かと思ったけどカトレアちゃんが援護してくれた。感謝だ。


「こんなところで崇めないで。神様に不敬だから。洗礼式始まるから。」


 感謝を示しただけなのに怒られてしまった。


 その後会場の中で大人組と分かれて椅子に座った。大人組は会場の後ろに立って見学している。今日の主役である子供たちは数十人いるみたいだ。


「結構子供たちがいるねぇ。」

「全員がここら辺の村から来てるわけじゃないからね。遠くから参加する人も多いらしいわ。」

「そうだったねー。教会の人も大変だねぇ。」


 ウィードさんから聞いた話だが、この時期には冒険者に遠くから来る子供達の護衛依頼が領主からでるらしい、楽なうえに良い報酬がでて人気らしい。

 お話をしていたら優しそうなおじさんが前に出てきた。


「領主さまが来たわよ。立ちましょう。」

「優しそうなおじさんだねぇ。」

「うちの領主は税も低いし、お忍びで下町にでて平民の意見を取り入れようとしてくれるしいい人よ。」

「カトレアちゃんは物知りだねぇ。」

「なんか教会入ってからサクラの語尾が間延びしてるわね。なにかあった?」

「んにゃぁ?何もないよぉ?」

「そんなことないと思うんだけど...。熱でもあるのかしら?」

「熱はないと思うけどぉ、頭がふわふわしてるよぉ?」


 自覚するとより頭がふわふわしてきた。


「ちょっと、しっかりしなさい。今日を逃すとステータス見れないわよ。」

「んへへぇ。私は自前で見れるから問題ないよぉ?」

「は?何言ってるの?」

「私自前…むがっ。」

「ここで滅多なこと口走らないで。鑑定できることがばれたら教会に酷使されるわよ。」


 なんでここに来たんだっけ?と頭が働いてない私は領主様がこちらをじっと見ていることに気が付かなかった…。


 ―――


 意*ネット****接続*。

 イメージ**の修*を***ます...。...。完*****。


「桜**馬、*******。」

「よく****来***。あなた*種**限*一**放****う!」

「***楽しんで*****。」


 ―――


「-ラ。サクラ。話聞いてる?」

「はっ。ごめん、聞いてなかったよ。」


 気が付いたらカトレアちゃんが私の前で手を振っていた。


「あれ?洗礼式は?鑑定は?」

「何言ってるの?さっき終わったところでしょ?父さんも母さんも待ってるから戻るよ。」


 寝ちゃったのだろうか?洗礼式の記憶がほとんど残っていない。夢みたいなものを見ていた気もするけど...。


「私大丈夫だった?」

「その質問の時点で大丈夫じゃない気がするんだけど...。話し方は変だったけどそれ以外は普通に洗礼式を終えていたわ。」

「そっか、ありがとう。」


 疑問に思いつつも、問題なさそうだしいいかと特に気にせず洗礼式を終えたのだった...。


*****

Tips 洗礼式

 十歳の子供達を集め、各地の教会で開催される式典。主催はその地の領主で、参加者は領地に住む十歳の子供達。午前中に貴族が行い、午後に平民が行う。鑑定用の石板を使ってステータスを確認する。有力な魔法の適正を持つものがいれば領主が保証人となって魔法学園に入学することができる。

次話は明日の17時投稿予定です。


誤字脱字報告お待ちしております。

コメントや高評価を頂きますとモチベアップにつながりますので是非お願いいたします。

ブックマーク、お気に入り登録もしてくれると作者は泣いて喜びます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ