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すいません。別にサボってた分けじゃなくてMMOが楽しすぎて戻ってこれなかっただけなんです~

「そういえばその、気味の悪い敬語なんとかならんの?聞いてて虫唾が走るんやけど」


「え!?そんなに気持ち悪いですか?」


「そりゃあもうごーつ気色悪いわ止めてくれへん?」


「まぁ情ちゃんが良いならいいけど」


 僕らが道を歩いていると、大きな屋敷が見えてくる。中世ヨーロッパ風の館に塀があり門の前には2人の門番が佇んでいた。


「情ちゃんもしかして領主の屋敷ってあれ?」


「せや。ここが領主フィナーレ・クルイアの家」


 あれ、この気配って僕らが領主の家を見ていると館の中から一人の男性が歩いてくる。あれって確かコロシアムの従業員スタッフ?なんでこんな所に....


「ねぇ、情ちゃんもしかしてここの領主ってコロシアム運営してたりする?」


「せや。この町の公共施設の代替は領主が運営してる物なんよ」


 となると、もし探ってる事が知られたら最悪町から追い出されるのか.....僕は一度、情ちゃんの方を見る。情ちゃんは不思議に思っているのか僕と目を合わせる。名前も知らない牢獄にいた少女とこれからのコロシアムでの血湧き肉躍る戦い.....ばれなきゃいいしね。


「それで情ちゃん調べるって言ってもどうやって調べるの?まずあそこの門番をどうにかしないと中には入れそうにないけど」


「よくぞ聞いてくれたなぁ。これぞワタシの最強スキル【黒き暗殺者】」


 情ちゃんが【黒き暗殺者】と唱えた瞬間僕の目の前から情ちゃんの姿や匂い気配も消えてしまっていた。


「どぉや?これがワタシの最強スキル【黒き暗殺者】やこの世界から完全に気配を断ち攻撃しない限りばれへんという最強スキルやで~~~~」


 なぜか姿は見えないのに、どや顔している情ちゃんの顔が目に浮かぶ。


「へっへんこの状態なら、リン君やて手も足も出ないんやで~」


 調子に乗っているのか情ちゃんが脇腹を擽ろうとしてる感覚がしたから回し蹴りを放ってみると綺麗に透明になっていた情ちゃんにあたった。


「ぐふぅ...なんでなん?なんでワタシが擽りしようとしたのバレたん?」


「いやー別に気配は感じなかったけど第六感ってやつかな?」


「ハァーやっぱおかしいで!リン君そこが良いところでもあるんやけど....ごぉぉほをん取り合えず今見せたスキル使ってワタシが潜入リンくんは頑張って入ってきて」


 あれ計画もへったくれもない気が.....まいいや僕も行こう。門番たちをしり目に外壁へと進む外壁は意外に高く、ジャンプしても届きそうにないし.....よしあれでいこう。


―――「華岡流・壱ノ型・衝天神(つくあまかみ)


 僕の周りにある衝撃を一気に地面にぶつけ壁を飛び越える。そして綺麗に着地し【衝天神】を解除したら目の前にメイドさんがいた。あれ?このメイドさん全く気配を感じなかっ!?


 次の瞬間、僕は後ろに飛ぶ。紫色の液体が塗られたナイフが僕がさっきまで居た場所を通りすぎていた。


「おや、今のを躱しますか」

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