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「おーい、葵そろそろ戻ってきて!」
無我夢中でゴブリンを殲滅してる葵を見てると、どうも戦いたくなってしまった。
「ん。ごめん、ちょっとストレス発散してた」
「まぁ取り合えずアレ倒してみればいいんだよね?」
「ん。早く倒せたらボス戦行ける!」
よし、葵にはカッコいい良い所見せたいし、お兄さん全力で行っちゃうぞ~。まぁ練習も兼ねてるんだけどね。
―――「華岡流・壱ノ型・白狼」―継続―「華岡流・極伝・漆ノ型・衝天神」
ぐっ..僕の体に衝撃と電気の二つが混じりあう、他の人から見たら黒い靄と白い雷を纏ってる様に見えてるんだろうけど、辛いなこれ維持に凄い集中力持ってかれて動けそうにない。
そんな時に命知らずにも僕から出る雷が目立っているせいか、ゴブリンが大量に集まってきた。
「リン!やばい、それ解除して戦って」
葵に何か言われたけど、それを聞く余力さえ残っていない僕は、遂にゴブリンに一撃貰い維持ができなくなってしまった。僕の体から一度に放たれた衝撃と雷は草木を巻き込みながら、白き電気を纏う黒い竜巻になって森の方へと流れて行った。
周りを見渡すと草原には草木一本残っておらず、森方面はまるで巨人が通った後のようになっていた。
―――ボカン
頭殴られた。めっちゃ痛い
「何してる?リン?もしかして町でも壊したかった?」
「いや~そのごめんなさい」
本当に今のはヤバかった。もし森に人が一人でも居れば多分巻き込まれて死んでたかもだし絶対に人がいないと確信が持てる所で練習しよ。
「本当に、リン反省して?」
「はい...」
そのまま、僕らは何も無くなった草原を歩きながら、ボス部屋に向かう。
「でも、どうしてアオイは無事なの?アレに巻き込まれたら、ほぼ即死だと思ったけど」
「ん。状態異常で操られてる時以外パーティじゃダメージ入らない」
「へーそんな機能あったんだ。あ!アレがもしかしてボス?」
木々が無くなり一直線に森の中を進んでいると面白い気配がいる。多分アレがボスで間違いない、気配的に弁慶擬きと同格かそれ以上。葵に聞いてみると葵がフリーズしてしまった。
「な...アレは...ファンクディザスター...第一回イベントのボス。なんでこんな所に?」
ふぇ?イベントのボスが何故こんな所に!?ファンクディザスターの見た目は人間の様な二足歩行をしていて顔には入れ墨が右目の当たりに入っており、普通は生えてない角が頭から生えていた。
「おやおや、貴女は..久しいですね。《蒼き魔女》」
こちらに気づいたのか、ファンクディザスターはこっちと言うより葵に話かけてるようだった。
「ん。私は会いたくもなかった。それより、ここで何してる?」
「では守秘義務を通させて頂きますね。それに今の貴女では私の相手にはなりませんよ。それに今回私は手を出す気はありませんよ。あの町で面白そうな祭りをするらしいので見に来ただけです。」
「信じられる訳ない。前の時に王女を殺した。」
「アレも計画の内ですからねぇ。それに神の天啓で私たちが襲撃すると知っておきながら止められなかった貴女方にも責任があると思いますよ?」
「うっさい」
アオイの言葉と同時に色んな方向から、水の槍がファンクディザスターを追うが、ファンクディザスターは手を右に払うだけで全てのやりが消える。
「おや?怒ってしまいましたか?まぁどちらにしろ今の貴女では私に勝てませんがねぇ。前衛さえいなければ後衛職の貴女など恐れるに値しない」
アオイの目の前に瞬間移動したファンクディザスターはアオイに向かって手刀を放つ。僕は急いでインベントリかた大鎌を取り出す。
―――「華岡流・壱ノ型・白狼」
僕は電気を纏い反応速度の上がった体でファンクディザスターの手刀に大鎌を当てて止めようとするが力の差が多き過ぎて受け流すだけで精一杯だった。
「ほぉ..私の一撃を受け流しますか」
「アオイ誰か呼んできて、流石にアオイを守りながらだとキツイ」
アオイは僕の目を見た後直ぐに立ち上がる。
「ん。わかった。ギルドに報告してくる。もう抱えこまないでね!」
そのままアオイは町の方へと走って行った。
「おや?よかったんですか?あなたのLvだと私に致命打を与えられないですよ?」
「やってみないと分からないじゃないか」
次瞬間僕の大鎌と魔人の手刀がぶつかり合い、僕は受け流し体勢を整える。
やっぱり、この魔人強いなぁ、久ぶりに強い奴との戦闘だぁ
っ!僕は後ろに向かい大鎌を振り下ろす。すると背後に転移してきた魔人に僕の大鎌が当たるが余りダメージにはなっていないようだった。
「おや!これは驚きましたねぇ一体どんなスキルを持っているのやら」




