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 僕はあの後、村田さんに車で送ってもらっていた。車で話してたけど、アイツ秋を刺した男は前にも警察のお世話になっているらしく捕まる可能性の方が高いらしい。



「にしてもごめんねぇ、高校生の貴重な時間を奪っちゃって...えっと、それであの秋って子なんだけど、命に別状はないらしいわ。精々1週間で退院できるらしいから。」


「本当に色々ありがとうございました。自分ここまでで大丈夫です」


「そう?ならはいこれ」


 村田さんから小さな紙を貰う。これって名刺?なんで名刺渡されたんだろう


「その名刺に乗ってる電話番号に電話かければ直ぐに私の所に電話が来るわ。もしまた何かあったら電話頂戴、そうそう無いとは思うけどね」


 なんだろ、もしかして警察の人にマークされたとか、そういう感じかな?でも前にテレビで警官の名刺は私的に用意するものらしいし。どうしてだろう。


「え?まぁわかりました。今日はお世話になりました」


 僕は会釈してから、車を出る。車を出た時には朝日が昇りきっていた。正直もう寝たいし一回家に帰ろう。


 僕が家に帰り眠ってからどれくらい経っただろうか、時計を確認すると19時になっていた。

ヤバ、僕は葵しかいない家に向かうと、無造作に扉を開く。そのままの勢いでリビングに向かうとソファーで今にも死にかけの葵がいた。


「凛..おなか.すいた..なにかつくって」


 やっぱりこうなってたか、昨日の部屋から何一つ物の配置が動いていない。取り合えず、直ぐ作れるチャーハンを作り葵に食べさせる。するとみるみる内に葵の元気が戻ってきていた。


「凛。今からゲームしよ。秋にぃが戻ってくる前に凛のLvが上がれば皆で同じダンジョン潜れる。それに秋にぃ今、治療終わった段階だから面会謝絶で、会いに行けない」


「そうなんだ。まぁ、ご飯食べて、お風呂入って歯磨きしてからね」


「ん。わかった」


 僕が葵に条件を出すと今までが嘘の様にすごい速さで行動を始める葵なのだった。

少しして、ゲームを始める。世界に入るとコロシアムの真ん前にいた。多分前回コロシアムの中でログアウトしたからだろうなぁ。


 アオイとの待ち合わせまで後10分近くあるから、僕はコロシアムの中に入り受付の元まで行くと、見知った顔のスタッフがいた。


「こんにちは。今から10分で終わる対戦試合とかないですかね?」


「あ!リンさん!はい?今から10分ですか~...流石に10分は無理ですね。ってそうだリンさん前の迷惑な男を追い払ってくれてありがとうございます。いや~あの戦い見せてもらいました。けど凄いですね!これ報酬の6000Gと聖者の首飾りですどうぞ」


「いや、流石に貰えませんよ。勝ったどころか一回死んでますし...」


「いえいえ、それでも受け取ってください。あの試合を見てから他の方々もやる気を出していて、良いイベントになりましたから」


 そこまで、言われたら貰わないっていうのも、相手に悪いので貰っておく。


――――――――――――――――――――――――

聖者の首飾り

説明:聖者が首に掛けていたと言われる首飾り


効果:状態異常のダメージ半減

   回復魔法を使うとき効果が1.4倍

INT+10

――――――――――――――――――――――――


 結構凄い性能してるんだろうけど、今まで回復魔法なんて弁慶擬きとの闘いでしか使ってないし、状態異常なんて受けた事さえないからなぁ


「大事にしますね!!」


 おっと受付の人と話してたら、もうこんな時間だ。僕は急いで噴水の元まで向かう。噴水で何かを食べながら待っているアオイを発見した。


「ごめん、少し遅れた」


「んん。問題ない、今来た所」


「そういえば何も聞かされてないけど、何処か行くの?僕的には何でもいいけど、どうせなら強い奴と...」

 僕は自分の頬を力いっぱい叩く。めっちゃ痛い。最近頭が戦闘に持ってかれる事多いなぁ。


「ん。取り合えず東の門から出れる。始まりの草原。行くべき。いや、行く」

 僕が急にほっぺを叩いた事に驚いてる様子のアオイだったけど、結構冷静らしい。


 僕らはそのまま、草原まで歩いて行く。草原に着くと全くと言っていいほどPLがいなかった。


「ん。丁度よかった。第二陣はもう、第二の町や第三の街に行ってるから、人がほとんどいない。」


 なるほどね!でもそれって僕が結構進み遅いって事!?でもコロシアム楽しいし....別に早く攻略したいわけでもないしね。


「ちょっとまってて、【ウォーターレーダ】」


 葵が何か唱えると、葵の杖が光だし薄い水面(みなも)が広がり、波が葵の元まで帰ってくる。あれこれ僕にも当たってるんだけど大丈夫だよね?


「リン、敵の位置がわかった!」


「ん?敵なら、あの木の裏と森の奥の方に結構いるよ?」


「なんで魔法も使ってないのに、敵の位置わかるの?」


「そりゃ、殺気とか気配とか足音とか」


「......」


 なぜかその後葵は何も喋らずに敵の方まで行くと、水の球や槍をゴブリンっぽいのに打ちまくっていた。

うっっ長かったここまで..やっと彼らのゲームが始まるんだ!!

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