↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/32

19

寝てる内にポイントが大量に増えてる!?

何これ怖ぁ一体昨日の夜に何が??

「で、君は一体何者だい?」


 僕の質問に男が答える事はなかった。男には立つ事もできないくらい、衝撃を強く当てたはずなのに男は立ち上がっていた。


「僕のなにが悪いって言うんだぁぁぁ」


 男はナイフを構え僕に突進してくる。が当たるはずもなく僕が纏ってる衝撃に男が当たると少し後ろまで男は飛んで行ってしまった。今のうちに警察に電話しないと、僕は手に纏う衝撃を消しポケットから携帯を取り出す。


「畜生ぉぉぉぉ!!!」


 男が叫んでいるが気にはしない、どうせ虫の息だ。僕はそのまま警察に電話を掛ける。がそんな時に悲劇が起きた。


―――グサリ


 肉に刃を通したような音が聞こえ男の方を見ると、男側に秋が立っていて秋の腕から見覚えのある赤い液体が.....次の瞬間、秋は横に倒れてうずくまる。


「何してんだお前!」


―――「華岡流・弐ノ型・災翔」


 僕は手刀を男に向け振り下ろす。すると男の肩から腹にかけて刃物で切ったような傷跡が出来る。男はそのまま気を失ってしまった。


「秋大丈夫か?今救急車呼ぶから、ちょっと待ってて」


 僕は部屋に戻り急いで救急箱を持ってきて、秋の腕に刺さったナイフは抜かずに上の血流が通ってる所を縛り止血する。


「俺は..大丈夫..だか..ら、あの男を治療してやって」


「何言ってんの、お前の事刺した奴だぞ!ほっとけばいい」


「駄目だ!それじゃ..凛の罪になっちまう。別に..アイツはどうなってもいいけど..俺..凛とまだまだ..遊びたいから........」


「秋、秋..秋!!」


 だが返事は返って来なかった。僕は男の方を向く。此奴を殺せば、壊せば秋の仇をうて....いや違うな。秋も言ってたじゃないか!僕も秋や葵とまだまだ遊びたい!!こんな所で捕まってまた秋や葵を置いていけない。


 僕は男の止血をしようと思ったがこれどうしよう?男の肩には刀で切られた様な傷があり、多分衝撃のせいで体内もズタボロだろうし....取り合えず腕を縛って最悪、大量出血で死なない様にして、タオルを持ってきて男の体を温める。ま、出来る事はした。


 僕はお風呂に向かう。


「ごめん、葵もう大丈夫だから出てきて」


 すると、お風呂場の扉が開き中から葵が出てくるが様子がおかしい。もしかして....

「ねぇ、凛。誰か来て、争って人殺したりしてない?」


 こういう時の感は恐ろしいと思いつつも、さっきの出来事を包み隠さず全て教えた。

「ごめん、僕が油断したから、秋が来てた事さえ気づいてなかったから」


 僕の頭を葵が撫でていた。


「それは、秋にぃが凛を守ろうとして、やった事、凛の為に秋にぃが助けてくれた。だから、凛は秋にぃのそんな行動を後悔しちゃダメ」


 ハハ、なんだろ自分と同い年の女の子に説教されるって凄く悲しい、別にもういいや。これは秋が僕の為にやってくれたんだ。後悔するよりもお礼を言う方が先だよね。


 その後は救急車と警察が同時に来て、秋は近くの病院へ僕は一人で事情聴取を受けていた。

事情聴取する為の部屋って本当に何もないんだ。入った事ないから新しい経験だよね。


「で、えっと華岡君、君はあの夜何をしたんだい?」


「え?何って言われても...」妹同然の子と一緒にお風呂に入って、変な男が入ってきたから致命傷を負わせたなんて口が裂けても言えないなぁ。


「なんだ?言えないのかい?」


「あ、そうですね。僕はお風呂に入って出たら誰かの足音が聞こえて友達は先に寝てると思ったので不審者かと思い見に行ったら男が玄関でたおれてました」


 やばい警官からの視線が痛い!ていうか警官の人よくドラマで出てくる様な渋い人なんだよ怖すぎでしょ。


「なるほど、因みに腹部の複雑骨折に、肩から腹にかけて刃物で切った様な傷があるんだけど?」


「えっと、それは男がナイフを持っていて怖かったから突進して男を靴置きにぶつけ、男が落としたナイフで男を切ってやりました」


 なんか警官しかめっ面してるんだけど..え?大丈夫だよね?過剰防衛で捕まったりとか。


「まぁ大体わかった。君もこういうのは初めてだろうが警察に嘘を付いても良い事は何も無いから今度からは包み隠さずに言ってくれ」


「はいわかりました!!」


 よかったぁ別に過剰防衛で捕まったりする訳でもないらしいし。


「よし帰りは送って行こう。おい!村田運転して彼の家まで連れて行ってやれ」


「わかりました!任せてください」

女性警官に連れられ車に乗り込む僕なのだった。


――――――――――――――――――


「で、どう思うよ?原田今の話」


 さっきまで、事情聴取していた部屋で何かの話をしてる人が2人、原田と言われた男は、さっきまでノートに書いていた少年の聴取内容を確認する。


「いや、どう考えても無理じゃないすか?だって複雑骨折してるなら体内だけに傷はできませんし。なによりあの体の刃物で切られた傷どう考えてもナイフや包丁とかそんな物で切られた傷じゃないですよ!」


「だよな~」

 二人の年配刑事は不思議な事件を解決すべく不法侵入した男の調べを始めるのであった。

ブクマや評価ありがとうございます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。