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 ここは?周りを見渡すと、や!やば?溺れる!?....あれ?でも息ができてる。確か僕はさっきまで葵と秋の為に決闘していて....でもここはどこだろう?


 取り合えず、沈んでみると丸い塊のような物が浮いていた。中を覗くと、初めて秋や葵にあった時、爺ちゃんに華岡流を教えてもらった時、間違えて現実で終ノ型を発動した時、秋を虐めてる集団を拳一つで壊滅させた時、本当に色々な記憶がある。僕はそのまま、どんどん下に沈んで行く。


 すると、底には大きな塊が引っ掛かっていた。多分この先に行けば元の世界に戻れるのだろう!

僕は大きな塊を覗き込んでみる......そうだ、なんで忘れてたんだろう?葵が、秋が、酷い事をされて...今更もう戻りたくはない。きっと僕が何かしなくても結晶に移ってる僕があの男を倒してくれる。僕は、もう戻らない。


『頼むリンもう、戻ってきてくれ!いつもの優しいお前に』


 何か聞こえた。今の秋の声かな?でも今更戻ったって、何が出来る訳でもない。ごめん秋....


『リン。私達は大丈夫。だから…お願い、こんな奴の為に、リンが手を汚す必要なんて無いから!』


 別に僕が手を汚す訳じゃない。それに今更汚しても何も怖くない。秋や葵にあんな事をしたんだ壊れたって文句は言えないはずだ。


 『いつからこんな捻くれてしまったんじゃ、儂は悲しいぞ秋よ』


 声が聞こえた方向を見ると爺ちゃんが水の中に浮いていた。


「爺ちゃん!?なんでこんな所に、だって爺ちゃん今紛争地帯で戦ってるって?」


『違うんじゃ、リン儂はお主が作り出した仮想の者だ。そんな事より、リン儂はリンをここまでひ弱に鍛えた覚えはないぞ』


「だって、あいつが秋や葵に酷い事をしたって、じゃあ今更戻っても意味がないじゃん」


『リンそれは違う。確かにお主は2人を守るために力を付けた。だが傷ついた程度でそれを辞めてしまってもよいのか?お主が本当に2人にしてやりたかった事はなんじゃ?』


 本当にやりたかった事、...あいつ等が虐められてたから....違う..あいつ等が一人ボッチだったから...違う..そうだ、僕が2人とやりたかったのは。


「遊びたかった。何も考えずに皆で笑ってバカやって、その為に守る力が欲しいって」


『なら、答えは出ていよう。こんな老いぼれと話してる暇があるなら行ってやるのじゃリンよ』


 目に汗が浮かぶがどうでも良いような気がした。いつの間にか、僕の苛立っていた心はスッキリと晴れたようだった。


「うん、ありがとう!、お爺ちゃん僕がいないと2人が駄目になるからね。助けに行かないと!」


 爺ちゃんが笑顔で手を振ってくれるから、僕も手を振り返す。


「またね!爺ちゃん!!」


 さっきまで確実にそこにいた爺ちゃんは、いつの間にか霧のように消えていた。


 って言っても、ここからどう出たものか?力業で出れたりするのだろうか?頭の中に一振りの刀を創造する。

名を明空(めいろう)名刀の一振りにして、我が家の家宝まさか本当に出るとは...


―――「華岡流・壱ノ型・白狼」―継続―「華岡流・陸ノ型・無月」

 

 体全身が白い電気に包まれる。僕は刀を強く掴み、早く戻ってこいとか言ってくる友達の為にも刀を振るう。

瞬間目の前の大きな結晶が砕け散り、大きな大穴が開くと同時に吸い込まれていく。


 目が覚めると、体は痛くないのに、脳みそが悲鳴を上げている。ホントにあの時の僕どんだけ無茶したんだか。右には秋が左には葵が抱き着きながら、ワンワン泣いている。ホント遊びたいとかそれどころじゃ


システムメッセージ『相手との接続が切断されました。よって勝者リン』


 「その...秋、葵、ただいま?」


「「おかえり!!」」


 二人とも涙ながらに僕にお帰りを言ってくれた。さっきの報告的に勝てたんだろうけど、嫌な予感がする...


「ねぇ、今日さよかったら2人の家に泊まりに行っていい?」


「グスン、おいおい、凛もしかして怖くて一人じゃ寝れないのか?」


 なんか無性に殴りたくなる腕を抑えながら、「久しぶりに、帰ってきたんだからいいじゃん」の一言で黙らせる。


「私は別にいい。むしろ、今日一緒にねよ?」


 そんなバカな事を聞いてくる葵だけど...そうだよね、だって葵が一番怖かったはずだし、秋じゃ頼りないっていうのもわかる。でも男女が同じ部屋って.....「わかった。今日だけだからね!」


「ん。ヤッター」


 取り合えず、通知音を切って世界からログアウトする。白い世界を抜けて現実に戻ってきた。僕はヘルメットを外しお泊りセットを持って家を出る。


 隣の家に向かいピンポンを押すと葵が出てきて迎え入れてくれる。そのままリビングまで連れてかれ、リビングに荷物などを置き、お風呂を借りる。


「ふぅ。いい湯だな...にしても流石に来ないよな。一様対策として今日は泊まる事にしたけど」


 時間は夜の2時になっていた。にしても僕もだけど2時まで風呂入らずゲームて....


――――――ガチャリ


ヘ?お風呂の扉の鍵が開く音がして、そちらを見るとバスタオル一枚だけ巻いた葵がお風呂の中に入ってきた!?


「ちょ!?何してるの葵!?男女がお風呂一緒になんて」


「?リンこそ、何言ってるの?」

 そう言って葵がバスタオルを!、って僕が目を逸らすが、葵が僕の頭を持って、葵の方を見させようとしてくる。


「ちょっとまってねぇ、葵さん?もう高校生ですよね?やめてくれます」

 

「凛さっきから、何言ってるの?。別におかしくない」


 そう言ってくるので葵の方をチラリと見ると葵は水着を着ていた。ご丁寧にスク水にデカデカと〈あおい〉って書いてある。




評価やブクマありがとうごぜいます!

誤字報告一覧があるの知りませんでした!!何でもしますので

どうかお許しを(´・ω・)スマソ


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