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自殺プロジェクト1  作者: あずみ
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自殺プロジェクト2

何故か軽く感じる家の扉を開け、大きな声で『ただいま!』スキップしながら2階へ向かおうとしていると、『しんじー、ちょっとリビングに来て』と、母親の優しい声。リビングに入るとそこにはいつも見ている母親の顔、久しぶりに見る父親の顔。

『少し前に先生から電話来たわよ』まあしょうがないと思いながらも話を聞く。

『先生が慎二の進路もうちょっと話し合ってくださいっだって』

『慎二悩み事があるなら聞くぞ』父親と会うの久しぶりなくせに、何を言ってんだよ。と言いたかったが心の中にしまっておいた。

僕は堂々と話始めた、『僕は2年後20歳になったら自殺しようと思います。あんな努力してみんなが生きている意味が分からなくなりました。高校はせっかく学費を払ってもらっているので卒業はします。今まで育ててきてくれてありがとうございました。あと2年間楽しみます。』

『慎二何を言っているんだ』父親は少し怒ったような様子で言ってきた。

『お前みたいな社畜でいたくないんだよ』とだけ告げ、自分の部屋に帰った。

『お父さんどうしましょう、、、』『きっと疲れてるのか、嫌なことでもあったんだろう。少ししたら気持ちが変わるだろう。それまで…様子をみよう。』



あー、後2年だいたい700日、そう考えると全然あるな。

んー?何をしよう友達とあそ、いやそんな友達はいないか。一人旅行、一日中ゲームをする。まあ、まだ時間があるから追い追い考えていこう。

今日はもう寝よう。



あの決断から約1ヶ月経ったが、親や教師止められることは何回かあったが全部スルーしてきた。

クラスの中でも少し話題になっていた。あいつ大学進学しないらしいぜ、あいつ高校卒業したら就職するらしい。さらにはあいつ高校卒業したら海外住むらしいというよく分からない噂まで広がっていた。誰とも話すこともなく急ぎ足で家に帰った。



家に着くとまだ夕食まで二時間ほどあり、近くのコンビニへ行った。適当に飲み物とお菓子をかごへ入れて会計へ。

店員は金髪で、小太り、頑張って陽キャになろうとしているがインキャのような顔をしている、見たことある顔だ。ネームプレートを確認してみると山浦とかいてある。そういえば中学生の時…

『あれ?!慎二だよね?!久しぶり覚えている?俺山浦幸太郎!』自分が思い出している途中で話かけられた。

『お、おう。久しぶり』ピッピッと商品を読み取りながら、『学校は楽しい?』と聞かれたが、もちろん自殺するとは言えなかったが、うん、とだけ答え逃げるように帰っていった。



幸太郎は親がお金持ちなのに公立の中学にいた。金ならあんのになんでバイトなんかしてんだろ。てかまずよく俺なんか覚えていたな。と思いながら家へ帰った。



その夜無言の夕食を終えてから部屋へ戻ると、久しぶりにメッセージアプリの右上に1と通知がきていた。どうせいつも通り公式アカウントだと思ったが、それは幸太郎からのメッセージだった。【慎二久しぶり!元気だった?】面倒臭い奴に会ってしまったと思いながら【久しぶり。元気だよ。】とだけ送るとすぐに返信が来た。正直めんどくさくてすぐ終わりにしたかった。

だけどどうしても気になることがあった。【幸太郎の家どうしてお金持ちなのにバイトしてるの?】1番疑問だった。バイトなんかしなくたってお小遣いだけで生活余裕で生活できて、何もしないでお父さんの後を継げばお金に困らない楽な人生を送れるというのに。


【人生経験だよ】


この言葉が帰ってきた時理解が出来なかった。そんな経験なんかしなくても生きていけるのに。【このままお父さんの仕事継いだだけじゃ面白くないなと思って】

【流石!もう寝るね】とだけ返し何とか切り抜けた。

人生経験か…、何故か幸太郎からもう少し話を聞きたくなってしまった。



6月3日 自殺まで1年11ヶ月


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