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堺との電話を終え、キラに対する不安を抱きながら学校へ向う。

狭山に伝えないよう言ったのは余計な心配をかけたくなかったからである。この不安が杞憂に終わればよし、2ヶ月後に結婚式を控えた男に余計な負担をかけるべきでは無い。

そうこうしているなか、ふと通りかかった公園に設置された時計を見た。


「あれ?一限始まってね?」


完璧な遅刻である。


ん〜一限は体育か〜……ん〜

よしさぼろう!


手なわけでその公園のベンチに寝っ転がり一限が終わる頃に学校に着くよう時間を潰した。


-----


「はぁ〜怖かった〜さっきの人なんだったんだろう、やっぱりヤクザの関係者だったのかな、あ〜そういえば昔たくちゃんがヤクザの子供に手出して大変な目にあったって言ってな〜……うぅ〜スマホの中色々見られちゃった……警察……はダメか……バレたら怖いし……はぁ〜どうしたら……」


コンビニの裏で早口で不安を吐露する朱莉。


「……スイーツ食べて忘れよ……」


ここでうずくまっていても仕方ないので立ち上がり家に帰ろうとする時、1度買い物袋の中を見る。


「……溶けてる……あ〜もう〜踏んだり蹴ったりだ……」


テロンッ


一通の通知がくる


「ん?誰からだろう...」


通知

キラ

あかりちゃん、今度の仕事の……


-----


公園でサボりという有意義な時間を過ごしたあと、ちゃんと学校へ到着し、下駄箱へ向かうとちょうど一限終わりで外から帰ってきたクラスメイトたちと合流する。


「おっなんだ佐藤、サボりか?」


立川(たちかわ) 遥斗(はると)

蓮と同じサッカー部でうちのクラスのムードメーカー、基本的にクラスメイトみんなと仲が良く、話していて楽しい明るいヤツだ


「サボりとは失礼な、公園のベンチで横になって瞑想してたんだよ」


「寝てただけじゃねーか!まぁいいわ、それより蓮のやつどうにかしてくれねーか?」


「?蓮がどうかしたのか?」


噂をすればなんとやら

ちょうど蓮が気持ち悪い笑みを浮かべ、体をくねくねさせながら、こちらに気づくことなく通り過ぎていく。


「なるほど、状況はかなり深刻のようだな」


「助けてくれ恵……」


そこへ朋美も合流する。


「どうしたんだアイツ?」


「なんでも好きな女が出来たんだと」


「あ〜それはご愁傷さまです……それでああなってんのか」


好きな女の子ができても付き合える確率が限りなく低いこの世界ではこういった話を茶化したり、応援したりするのではなく憐れむのがセオリーだ


「朝からずっとその話をするんだアイツ、耳がはち切れそうだ……」


朋美はだいぶ消耗しているように見えた。


「なるほどね〜おっと行けね、俺遅刻の連絡入れに行かないとだからまた教室で」


「おう、じゃあまた後で!」


「はぁ…教室で……」


そこで2人と別れ、職員室へと向かう。


「あ〜佐藤くん遅刻〜?い〜けないんだ〜」

 

遅刻の書類に担任の印鑑がいるため霧島先生の所へ行くと案の定煽られた。ムカつく


「どうして遅刻したの?」


「寝坊です」


まぁ寝てたことに違いはない


「ふーん、まぁいいわ、次から気をつけるように」


そういうと紙に印鑑を押してくれた


「ありがとうございます」


そうそうにその場を去ろうとするが、


「あっそうだ、今日の昼休み話があるから、部室に来るように、何の話かは〜分かるよね?」


嫌な笑みを浮かべる霧島先生


「さぁなんの事やら」


顔を顰め全力で嫌そうな顔をする。


あぁ、言い訳考えなきゃな……


〜教室〜


既に皆着替え終わっており、教室の中は汗ふきシートの匂いと汗の匂いで充満していた。


「よう、恵遅刻か〜」


ふにゃふにゃとした声で蓮が声をかけてきた。


「おはよう、だいぶ重症だなお前」


「へへ〜実はタイプの女の子と会ってさ〜」


「聞いた聞いた、朋美がその話ばっかりってウザがってたぞ」


ん?待てよ?

昨日あった時はこんなんじゃなかったよなこいつ…………え?


「昨日親父の墓参りしてる時にあったんだけどな〜ちょうど恵と同じ金髪で派手な服着た子だったんだけどな〜」


俺ッ!?


いやうーん……そうか……うーん

ちょっと昨日のことを振り返ってみよう

お腹の出た攻めたファッション

蓮のピンチ?を救う

蛇に怖がり抱きつく

……俺が悪いな……

基本この世界の男は出会いが少ないためかチョロいので抱きつかれただけで好きになってしまうのも仕方ない。


「また会いたいな〜」


「ハハッ……」


すまんな蓮、他の人ならまだ何パーセントがあったかもしれないが、お前の恋が叶う確率はゼロパーセントだ……


蓮の話に乾いたあいづちをすることしか出来なかった

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