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「宮本 朱莉さんね〜7月生まれの18歳、大学は?」
「行ってないです」
「そう」
彼女の免許証を見ながら、メモをしていく。
何故か帽子にサングラス、マスクとフル装備だったのでとって顔を確認するとクソ美人だった、びっくりした。
「私って、埋められたりするんですか?」
涙目見で声を震わせながら聞いてくる
「いやいやそんな事しないよ」
確かに最初ちょっと脅したけど怖がりすぎじゃない?やっぱり男相手に脅されたりすると怖いのかな…そりゃそうか
「ちょっと確認したいだけだからさ、お仕事は何してるの?」
「〇Tubeで配信者してます……」
「へ〜稼げてるの?」
「生活に困らない程度に」
「すっご、じゃあ有名人じゃん」
「へへッ」
照れてる…
「なんて名前?」
「あかりんの部屋って名前でやってます」
「ふーん、今度見て見よ」
「ありがとうございます」
「よし、次は〇INEのメンバー見せてくれる?あと登録してる人の連絡先、男の人の」
「はい」
彼女からスマホを受け取り、確認する。
「宮本 孜さんはお父さんだね?」
「はい」
「この神崎って人は?」
「マネージャーです」
「ふむふむ」
佐藤組のノウハウを使えばそいつがどこぞの組に関係しているのかなどすぐに分かる。
なので男の名前と電話番号だけをメモしていく、この世界のヤクザに女性はほとんどいないからだ。
「他に男の人は?」
「あと2人ぐらいいると思います」
「1人はこのたくみってひと?」
「はい」
「名前は?」
「荒川 匠です、荒い川に巨匠の匠で」
「えったくちゃん!?」
「はい?」
「ほらあの〜〇〇に住んでた!」
「あっはい」
まさかの俺に傷をつけたたくちゃんの連絡先だった。すごい偶然
「えっどういう関係?」
「義弟です」
「あ〜なるほど〜」
ご察しの通りこの世界において兄弟というのは大変珍しいのだが義兄弟となると誰しも基本3から5人ほどいる。
義兄弟の定義はこの世界ではちょっと違う。
普通は血縁関係がないにも関わらず再婚や養子などの方法で、出来た形式上の兄弟を義兄弟というのだが、ここでは母親が同じで父親が違う関係性のことを指す。ややこしいよね
もちろん義兄弟同士の結婚は出来ないぞ!
ちなみに結婚自体が珍しいので離婚はできても再婚は出来ない。
養子の場合はそもそも既に子供がいる人は取ることができない。
「あの〜知り合いなんですか?」
「ほらこの傷、たくちゃんにつけられたんですよ〜」
そう告げた途端、彼女は急激に青ざめ土下座をする。
「うちの義弟が大変ご迷惑をおかけしました!」
「いやいやいやそんな事しないで!もうだいぶ昔のことだから!」
そこから宥めるのにだいぶ時間を使った
「よし、じゃあ改めて、もう1人のほうも義兄弟かな?」
「いや、うちは男の子がたくみだけであと4人は女です」
「え?すっごお母さん」
5人中4人女の子って、基本女性の出生率は2割程度なので単純計算で625分の1、すごい確率だ、てかたくちゃん4姉妹って、ずっる
「じゃああと一人は……」
画面をスクロールしていくと1つ、引っかかっる名前を見つけた。
「キラって人です、フルネームはちょっとわかんないです」
「キラ……、黒髪のロングでアクセサリージャラジャラつけてるヤツ?」
「あっそうです、そっちも知り合いでしたか?すごい偶然」
「どこで知り合ったの?」
「仕事の関係で以前お会いして、その時に交換しました」
「そう……」
…………
「あの〜それで、私これからどうなるんですかね……」
少し考え込んでしまっていたので痺れを切らしたのか、声をかけてきた。
「ん?あっ大丈夫大丈夫、問題なしです、一応俺の連絡先登録しておくんでなにか困ったことあったら連絡ください、力になりますから」
「えっあっはい」
そう笑顔で告げると、俺は足早にその場を去り、1本の電話をかけた。
「お嬢、何かありましたか?」
「堺、ちょっと調べて欲しいことあるんだが、星名の縄張りってどこか分かるか?あ〜狭山には秘密で」
「……分かりました、……お嬢、危ないことはしないでくださいね」
堺
佐藤組のお抱え弁護士、佐藤組の数々の犯罪行為を全て白にしてきた優秀な悪徳弁護士である
星名
通称 キラ
俺と……というより、主に狭山と麻央ちゃんと因縁のある男
何事もなければいいんだけどな……
夢の中では投稿してたんですけどね……( ̄▽ ̄;)




