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私の名前は宮本 朱莉、歳は18
ネットでは顔を出してゲーム実況などを中心とした配信者として活動している。ありがたい事にそれで生活できるだけの収入は稼げている。
そんな日常に満足していた。
しかし、私の日常は崩れ去った。
あ〜お父さん、私殺されるかもしれません…
〜〜〜〜〜
ピピピピピ!!!
布団から手を出し6時にセットしたアラームを止める。
眠そうに体を起こした赤毛の少女、ある程度の支度をして、帽子、サングラス、マスクを付ける。
顔を世に出して活動している以上、私の存在に気づき声をかけてくる人がいる。特に女性の配信者となればバレない方がおかしいくらいに
普段は家にこもり、外を出歩かないようにしているが今日はコンビニでどうしても食べたいスイーツの新商品の発売日。
絶対に食べたい。
色々と準備をしている間に8時になってしまった、早く行かないと。
家の近くのコンビニへ向かいスイーツコーナーの前へ立つ。
良かった〜ラスト1個!
最後のひとつを手に取りレジで会計を済ませる。
コンビニから家までそこまでの距離はないのだが、待ちきれずコンビニの裏へと行く。
そこまで広くなくしかし人が誰も来ない隠れた穴場のようなところ。
物陰にしゃがみお手ふきでちゃんと食べるための準備を整える。
早速食べようと包装に手をかけたところ、金髪の学生が電話のためなのかこのスペースに入ってきた。
私はちょうど入口から死角のところにしゃがんでいたためこちらには気づいていない様子。
もうっ!せっかく一人で楽しみたかったのに!
仕方ない、こっちに気づいてないみたいだし電話が終わるまで待つか。
「なんだ狭山」
男の人と話してるのかな
「松田松田……あ〜覚えてるよ、子供の頃によく遊んでくれた人だよな」
早く終わんないかな〜
「お〜松田出所すんのか!めでたいじゃん」
ん?出所?
「ん?うちが宴会受け持つの?松田って権田原組長とこの人じゃなかったっけ?」
組長ってもしかしてこの子ヤクザ関係者じゃないよね?
「えっ!嘘っ!権田原組長亡くなったの!?いつ?誰にやられた!?」
うわぁ〜やっぱりヤクザの世界ってそういう事あるんだ〜というかこれって聞いていい話?
「あ〜そう……それは……うん……ご愁傷さまです……」
……
「お願い?いいよいいよ何でも言って?」
この子タメ口だしもしかして組の偉い人の息子さんだったり?
「……マジで言ってる?」
……
「いや……そりゃそうだけどさ……勘弁してくれない?きの……いやなんでもない」
……
「埋めるって……まぁ確かに」
埋める…漫画でそういうシーン何回か見たな〜
「あ〜誰かにこの話聞かれたらまずいな」
ギクッ
「大丈夫だって誰にも聞かれて……」
そこで何故か辺りを見渡しながら足を進めてきたその学生と目が合ってしまった。
「ないから、うん、うん、うん?まてその件はっおい!……切りやがった」
あっあっ……
その少年は壁越しに座っている私の顔の横にドンッと足をかける。
「さてと、お姉さん、ちょっとお話しようか」
お父さん、私殺されるかもしれません
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