表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生悪役王女(♂)はハッピーエンドがお好みです  作者: 橋本衣兎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
24/27

麗君と主要人物達との対峙 ④





  4月18日 今日、王都外の森で、少し年上の男の子と会った。その子にはツノが会った。名前はマオリと言う子だった。

  私と同じ王族なんだって。だけど、王様?になるのに自信がないみたい。だから、私は応援した。絶対大丈夫だって


  4月19日 今日もマオリと遊んだ。森の中を走ったり、木の実を食べたり、湖で遊んだりした。

  男の子だってマオリに言ったら驚いたけど、受け入れ?てくれて嬉しかった


  4月20日 今日もマオリと遊んだ。クッキーを作ったからあげたら、喜んでくれた。森に咲いてたお花で花束を作ってくれた。

  とっても綺麗で、嬉しかった。

  シワシワにならない様に、お兄様達に魔法かけて貰わなきゃ。




  6月1日 マオリが明日でさよなら、と言って来た。お国に帰らないと行けないみたい。悲しくて私は嫌って言ったけど、どうしようもないみたい。

  夜、沢山泣いた。泣き過ぎちゃって、目が赤くなって、ちょっとだけ喉がカラカラになった。


  6月2日 そしたら、大きくなって立派な王様になったら、迎えに来る。僕の奥さんになって、って言われたから、私はうんって言った。

  早くマオリと会いたいな。


              ]



「、、、、」


「、、、、これは」


日記の内容を見て俺は絶句、元スラム街の暗殺者で現執事兼前世の後輩である狼牙(ろうが)こと(れい)君は俺の様子を見ながら、少し驚いた表情を見せる。

俺は静かに日記であるノートをパタンと閉じて、机に置き一瞬だけ頭上に視線を向けてから、心の中で叫ぶ。


「(もう少し早くに教えて貰って良いかなぁ〜!!?!?こう言うのは!!!!!!)」


そう言えば、ピシッと姿勢を正してその場に正座する2人の馬鹿者。

此処最近は頭上に視線向けなくても何やっているのかある程度分かる様になって来た。だけど、反省してないのか、抵抗と言う名の疑問を投げかけてくる、この体の元持ち主。


〈で、でも第1章では重要なキャラを忘れてる、優衣(ゆい)もどうかな、って、私は思u、思います〉


「、、、、(あ?)」


〈優衣!辞めて!ユイリアが泣いちゃうから!お願い!〉


「(神様も同罪じゃ、此処からの先の話で重要な事を何で世界の創造主が忘れてるんだよ、アホか)」


〈ごめんなさい〉


止めに入った神様にも思わず毒舌?辛辣を吐いてしまって謝らせてしまったが、悪いとは思わない。いや、何千回もプレイしている俺が忘れているってのが悪いって言われるかもしれないが、こちとら何故か転生してから前世の記憶がラグってせいで覚えている部分も覚えてない部分に差があるんだよ。

あとあと思い出してしまうのは、転生した2人の転生時の管理不足だと思うから。


そう思っていると、麗君が口を開く。


「ユイリアと魔王が過去に会ってたってのは知ってましたけど、こんな形で会ってたとは、、、、優衣先輩、どうします?」


「うーん、この日記の内容からして、約束してるって事は会うって事だよ。そうなると、森、に行かないとだよね」


「ですよね、行かなかった場合は」


「最悪この国が破壊される」


「行かないとですね、絶対」


「だね」


プレイヤー時代は自分自身には関係ない国の滅亡でも、現在進行形でこの国で成長しようとしてる自分達からしたら、此処で国が亡くなったら、色々ヤバいのでそれなりに阻止はしたい。


俺は深く考えようと、椅子に座り、足を組んで考える。


だけど、マオリが魔王に就任したのがファンブックで書かれてたのだと、1ヶ月前だ。

そうなると、色々各所での挨拶や、国へと仕事などもあるのを仮定して、あの森に訪れれるのは、早くても1ヶ月先、遅くても2ヶ月は必要となる。


「だから、マオリが森に来るのは、この1ヶ月の間、だ」


「、でもその場合ですよ、その間に学校への復学もそうですけど、セキュリティをどうするんですか」


「ふっ、麗君、忘れちゃ困るぜ。ユイリアには【絶対(アブソリュート)王政(モナーキー)】があるって事を」


「ぁ、そうだった。でも、確か王都外にある森って、立ち入り禁止地区に指定されてませんでしたっけ?」


「あそこね、王族専用の庭だから」


「そうだったんですか!!?」


「俺も転生してビックリ」


普通に転生して何日か経った時に、あそこでピクニックをアルビー達として、授業で立ち入り禁止地区だって教わった時は、目が点になったね。


凶悪な魔物が出るとか、言うけどあそこ普通にちょっとおっきいけど危害与えない魔物が何頭か飼われてるだけなんだけどな。

全部、アーフィルドと長姉が手懐けたんだけども。


「とりあえず当面の計画としては、マオリとの再会、って事で良いですかね」


「うん、マオリは第1章の攻略対象でもある。うまく立ち回りをしたらこっちの味方にはなってくれる、、まぁ過去に仲良くしてた、って経歴があるから、行けそうには行けそうだけど」


「先輩が過去に接触した相手ではない分、その時にした会話を深く分かっていれば良いんですがね」


「そうなんだよね〜笑」


麗君の言葉にその通りだわ〜、と思いながらジトっとユイリアに視線を向けると分かりやすく気まずそうな表情をして目線を逸らすユイリアと、何故か同調して目線を逸らす神様。

アンタは別にしなくてもええんやで。


だけど実際の場合、今回の要はユイリアになる。

このゲームの制作者側って異常なまでに裏側を凝ってる。俺達の知らない所でキャラのエピソードがあるから。


だから、多分だけど実際に作ってる可能性がある。

ユイリアとマオリが会話した内容とかを含めた過去のエピソードを。


〈優衣の察しと言うか推理力が怖い、何なのこの子。俺、ちょっと尊敬しちゃう〉


「(これでも、このゲームのオタクなもんでね)」


〈オタクならキャラである私にももっと優しくしてよ〉


「(人の新たな人生と生き死にを勝手に決めるキャラに人権とか優しさって必要ある可能性ってZEROに等しいから)」


〈今心臓にグサって来た。今まで以上に来た〉


「俺もだよ、ユイリア。段々と毒舌レベルが上がって来てるよ、この子〉


言いたい事も言ったので、とりあえず、学校復学までは大人しくしようと心に決めた。何でって?いくら【絶対王政】があったとしても、なんか王宮内のセキュリティ度が上がってる気がするんだよ。


この勘は当たるって俺が言っているので、この心に従う。


こう言う時、無理に出ようなんてしたら後で痛い目に遭うのは目に見える。

一応、怒られたくはないので。


「気をつけて下さいね、先輩。友好的だとしても、もしかしたら配下の魔物が襲ってくる可能性もあるんですから」


「分かってるよ、それに大丈夫だと思う。それに関しては」


「え?」


「俺が前世入院中何もしてなかったと思う?」


「いや、そうは思ってないですけど」


「なら、俺を信じて」


「、、、、分かりました、優衣先輩」


「うむっ」


俺の言葉にまだ引っ掛かりを感じては居るが、俺の事を信用してくれている麗君は何とか受け入れてくれた。良い子だな、本当に。

そしてそして、学校復学までの間比較的大人しーく生活をし、無事学校復学を果たし、クラスメイト兼大事な大事なお友達であるアイシャ、メイリン、イシル、レイーナからの深い抱擁と優しさを感じた次の日の夜。


俺と晴れて転入生として学園に入学を果たした麗君と作戦会議をする事になった。お互いパジャマを着ながら俺の部屋に居る。


「一応、警備となってる騎士達には寝たと言っておきました、俺はやる事があるので30分は部屋に居ます、とも」


「ありがと、麗君。消音魔法使ってるから、部屋の音とか声は外には聞こえない様になってる、さっ、作戦会議を始めよう」


「はい」


そうして5日後の金曜の夕方、俺はマリオとの再会を果たした。



「、、、、ユっちゃん?」


その日の夕方はやけに、森のざわめきが、風の強さが弱く聞こえ、感じた。


































評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ