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第十八話 蒼い弓編最終話:「蒼い弓の実力」

蒼疾「お、今回はメモリアルじゃないか?」七海「本当ですね!記念すべき20回目の更新ですよ♪」蒼疾「ちなみにいうが別に何かが変わるってわけじゃないけどな……ああ、そういえば次からはちょっと違った話じゃなかったか?」七海「どうせ私の出番はないんでしょうけどね」蒼疾「ま、たまには違ったフェアリーブレイヴを楽しむのもいいんじゃないか?というわけで次回、フェアリーブレイヴ………まぁ、読めばわかります!というかこの前の前書き伝わってなかったっぽい!」

第十八話 蒼い弓編最終話:

「蒼い弓の実力」

 変態だったと思われるなぞの偽蒼い弓との第一種戦闘を終えて俺は逃げたのだが、帰りに奈々枝の友人であり、俺の後輩にあたる八咲凛呼にであったのだった。

「実はですね、恥ずかしながら凛呼の姉も蒼疾さんと同じで手癖の悪い小悪党なんですよ」

「誰が手癖が悪いだ!」

「まぁまぁ……それで、最近蒼い弓という犯罪者の真似事を開始。それで、凛呼の姉は自分よりすごいと思われる蒼い弓に会おうとしているのです」

「……」

 なるほど、罠だったということか?俺を警察に突き出せば自分はのうのうとすりつづける……そういったことが狙いなのか?

 そんなことを考えていたのだが凛呼はひとりでにしゃべり続ける。

「それで、蒼い弓を見つけたらいぢめてもらうんだといっていました」

「はい?いじめてもらう?」

「ええ、いぢめてもらうと……Mなんですよ、凛呼のお姉さんは」

 つやのある瞳で俺を見ていた先ほどの光景が頭によぎる。

「七尾……という名前か、お前の姉」

「え?ええ……まさか、もうあってしまったとか?凛呼と同じでぐるぐるめがねですよ?」

「え?い、いや……その、すりのほうで有名だからな」

「そうですか、とりあえず気をつけてくださいね」

 それでは失礼しますとそれだけ言って凛呼は去っていった。

「恐ろしい話だな」

「見つけたわぁ、さぁ、七尾をぉ、なじってぇ」

「ひぃっ!?」

 後ろを振り返るとそこには走って追いかけてきたためか息を荒くしていた凛呼の姉、八咲七尾が立っていた。

「いじってぇ」

「やめろ、それ以上近づくんじゃねぇ!」

 そういって手をぶんぶんと振り回す。

「ふふふぅ、その手でぶたれたらぁ、七尾幸せかもぉ」

 めがねをとっているのでかわいらしいぱっちりした瞳が見えているがすでに恍惚とした表情でとろんとなっている。

 やられる!そう思ったとき、七尾は動きを止めていた。

「けどぉ……七尾もぉ、常識人」

「どこがだ、どこが!かんっっっぺきに!おかしいぞ!いろいろと!」

 ごそごそとしてから生徒手帳を取り出す。

「八咲ぃ七尾ぉですぅ。以後、よろしくお願いしますぅ」

「え?あ、これはご丁寧に…天川蒼疾って言います」

 そこで相手は動きを止めてあごに手を這わせた。

「うぅん?あれ?天川ぁ蒼疾くぅんは……七尾とあったことがぁありますかぁ?」

「ない」

 断言できる。こいつとは絶対あっていないはずだ。

「そうかなぁ?七尾はぁあるよ?」

「俺はないって」

「だってぇ、七海ちゃんとぉ同じ場所にすんでたもぉん」

「なんだって?」

 自慢げに胸を張ったそいつを見て俺は唖然となった。

「あ、そうだぁ……蒼疾くぅんがこれからもたまに七尾とぉ遊んでくれるならぁ……」

「その前に普通にしゃべれんのか?」

「七尾とたまに遊んでくれるなら〜」

 おいおい、普通にしゃべれるならさっさとしゃべれよ。

「悪いことするのやめてあげる〜」

「……わかった、たまに会うからもうやめろよ」

「うん、わかった〜……今日はもう遅いからまたね〜」

 七尾は立ち上がってそのまま回れ右をすると残像を残しながら去っていった。

「すげぇな、あいつ人間かよ?」

 そんなことを呟く俺の後ろに人影が………

「な、菜々子先輩」

 ついつい、後ろにたじろいでしまった。

「あれれ?どうかしたの?」

「え?い、いや………」

 先ほどのやり取りを見られていたらなんとなくいやだったのだが、危惧していたことは何もなかったらしい。

「えっと、今帰りですか?」

「うん♪七海おねえちゃんからお買い物を頼まれていたからね」

「じゃ、一緒に帰りますか?」

「うん!」

 菜々子先輩からマイバックを受け取り、俺は手を繋いで夕焼けが殆ど沈んだ帰り道を二人で歩いていた。

「なんだかつき物が落ちた顔ね」

「ええ、まぁ……心配していらっしゃったようですけどもう大丈夫です」

「そう、それならいいわ」

 鋭い瞳がふいに大きく見開かれる。

「よかったぁ、蒼疾おにいちゃんがまた元気になって」

「ええ、心配かけてすみませんでした」

「いいのいいの、わたしが勝手に心配したんだから♪」

 ニコニコ笑っている菜々子先輩を見ていると心が安らぐのだが………なんだか既視感を覚えた。

「ほれた?蒼疾お兄ちゃん?」

「え?いや………」

 にこりと笑ったその顔にはぶれて裏の菜々子先輩の顔まで見えていた………めずらしく笑っている。

「えっと、その」

「……わたしはね、でれでれだなぁ………蒼疾お兄ちゃんに」

「………ありがとうございます」

「今の状況じゃさ、簡単にわたしにでれでれしているって言えないよね?」

「………すみません」

「いいのいいの。わたしは蒼疾お兄ちゃんと一緒にいられるだけで幸せだからね♪」

 笑ってそのまま俺の手を引く。

「ほら、もうお家に帰ってこれたよ♪二人だったら早いよね?」

「…………そうですね」

「ただいま〜」

「ただいま」

 最後まで俺の手を引いたまま、菜々子先輩は玄関を開けたのだった。

「…………ありがとうございます、菜々子先輩」

「いいのよ、わたしも好きでやってるから」

 にやっとした表情を見て俺は変なため息をついたのだった。

「あ、おかえりなさい」

 そんな七海の声を聞きながら…………


番外編

「違うんです!僕はやってません!」

「嘘付け!さっきの女の子はお前にやられたって言ってたぞ!」

「嘘です!そいつはすりです!」

「こっちにこいっ!!」

「助けてくれぇ!蒼疾!」

 ゴンゾウが一週間ほど休んだらしい理由を聞いたのはやつが学校に来てからだった。


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