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冗談で作った秘密結社が世界最大企業になっていた ~平凡な学生を演じる創設者の俺は、今さら全部作り話だったと言い出せない~  作者: てへろっぱ


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第15話 公平なくじ引きで席を決めたら、最高幹部全員が俺から一番遠くなった



 王立魔法学院の学生百名。


 世界最大企業アウローラの女性職員百名。


 合計二百名による、合同交流会が開催された。


 場所は《アウローラ・グランド》中央催事区画。


 学生と職員が一緒に施設を利用し、若い世代の意見を今後の運営へ取り入れる。


 表向きは、そういう催しだった。


「アレン。今日も随分と女性が多いな」


「《アウローラ》の職員さんだからねー」


 隣を歩くトーマが、会場を見回す。


 職員側の参加者は、全員女性だった。


 店舗従業員。


 魔道具技師。


 銀行員。


 医療職員。


 転移門の管理者。


 施設警備員。


 所属する部門も役職も違う百名が、そろいの入館証を首から下げている。


 その中には、偽装魔法で外見を変えたセレスたち十人も混じっていた。


 表向きは、前回の学生モニター調査を担当した一般職員。


 本当は《アウローラ》の最高幹部五人と、その側近五人だ。


「昨日の新聞に載っていた人たちもいるな」


 トーマが、偽装したセレスたちを見つける。


「職員側代表らしいよー」


「お前の昔からの知り合いなんだろ?」


「そうだねー」


「全員がお前を好きなんだろ?」


「声が大きいねー」


 周囲にいた女性職員百名が、一斉にこちらを向いた。


 セレスたち十人も動きを止める。


「事実なんだな?」


「本人たちに聞いてみたらいいんじゃないかなー」


「聞けるか! あの人たち、笑顔なのに妙な威圧感があるんだよ!」


「気のせいだと思うよー」


「お前の周りでは、何でも気のせいになるな」


 会場中央の舞台へ、一人の女性司会者が上がった。


「皆様、本日は《アウローラ・グランド》学生職員合同交流会へご参加いただき、ありがとうございます!」


 大きな拍手が起きる。


「本日の目的は、学生の皆様と当社職員が対等な立場で意見を交換し、よりよい施設を作ることです!」


 対等な立場。


 その言葉を聞いた瞬間、女性職員たちが緊張した。


 俺と対等に話してよいのか迷っているらしい。


「参加者は、学生五名と職員五名の十人一組となります!」


 会場には、二十個の円卓が用意されていた。


「公平を期すため、座席はくじ引きで決定いたします!」


 司会者が、大きな箱を示す。


 その瞬間。


 最高幹部十人の目つきが変わった。


     ◇


『座席抽選が開始されます』


 会場内の極秘通信網へ、リゼットの声が流れる。


『不正な操作は禁止です』


『当然です』


 セレスが答える。


『ただし、会長として学生側代表の近くへ座ることは、運営上の合理性があります』


『本日は一般職員として参加しています』


『では、一般職員として偶然近くを引きます』


『偶然は操作できません』


『できるわ』


 ヴィオラが通信へ割り込んだ。


『抽選箱を製造した会社へ、金融部門から連絡を――』


『禁止です』


『まだ何も言っていないでしょう?』


『会社を買収して、内部構造を確認するつもりですね』


『純粋な投資よ』


『却下します』


『我に任せろ!』


 ラグナの自信に満ちた声。


『箱の中から、アレンの番号と同じ札を直接取る!』


『それは、くじ引きではありません』


 カレンが止める。


『目を閉じれば公平だ!』


『手を入れる前から、魔力で札の位置を探っていますよね?』


『我の感覚が鋭いだけだ!』


『魔力探知を解除してください』


『情報部門なら、抽選順を事前に把握できます』


 ミコトが言う。


『すでに参加者名簿と札の投入順を照合しました』


『ミコト様』


 シズクの声が低くなる。


『その札は、先ほど私がすべて入れ替えました』


『なぜですか?』


『不正防止です』


『あなたは、どちらの味方なのです?』


『情報の公正性です』


『私の側近ですよね?』


『はい』


『では、少しくらい協力してください!』


『不正です』


『研究部門で、手に触れた札の数字を変化させる術式を開発しました』


 エルシアが淡々と報告する。


『エルシア様、いつ作ったのですか?』


 ノエルが尋ねる。


『昨夜』


『一睡もしていませんよね?』


『二時間眠りました』


『休む約束は!?』


『研究は休息です』


『違うと思います!』


『皆様』


 リゼットの声が、さらに冷たくなる。


『抽選箱には、不正操作を検出する術式が組み込まれています』


 通信が静まり返った。


『魔力探知、未来予測、札の変化、外部からの誘導を確認した場合、該当者の札を自動的にアレン様から最も離れた席へ変更します』


『……』


『どうして先に言わなかったの?』


 ヴィオラが尋ねる。


『不正を行わない方には、説明する必要がありませんので』


『リゼット』


 セレスが静かな声で呼ぶ。


『この術式を解除してください』


『会長であっても認められません』


『これは命令です』


『本日は一般職員です』


『リゼット!』


 くじ引きは、非常に公平に行われた。


     ◇


「七番だねー」


 俺が引いた札には、七と書かれていた。


「俺も七番だ!」


 トーマが自分の札を見せる。


「一緒だねー」


「学生側代表と同じ卓とは運がいいな!」


 ほかにも学院の学生三名が、七番を引いていた。


 男子学生が一人。


 女子学生が二人。


 そのうちの一人は、同じクラスのマヤ・フェルンだった。


 茶色い髪を肩の位置で切りそろえた、人間の少女だ。


 魔道具制作を専攻しており、授業中も小さな部品を触っている姿をよく見かける。


「よろしく、アレン。トーマ」


「よろしくー」


「お前も参加してたのか、マヤ」


「学生モニターなら、施設の魔道具を近くで見られるからね」


 職員側からも、五名が七番の円卓へ集まってくる。


 全員、一般部署の若い女性職員だった。


 食品売り場の店員。


 施設案内係。


 魔道具整備員。


 銀行の窓口職員。


 社員用住居区の管理担当。


 最高幹部は一人もいない。


 俺は会場の反対側を見る。


 セレスは一番の円卓。


 ラグナは二番。


 ミコトは十九番。


 エルシアは二十番。


 ヴィオラは三番。


 側近たちも、全員が会場の外周へ分散していた。


「見事に遠いねー」


 俺が呟く。


 セレスたち十人が、同時にリゼットを見た。


 リゼット本人も十八番の卓にいる。


 自分が不正をしなかった証明のため、抽選術式へ管理者も含めたらしい。


 ただし、彼女の尖った耳は分かりやすく下がっていた。


「本当に公平なくじ引きだったんだな」


 トーマが感心する。


「世界最大企業の催しだからねー」


「職員側代表まで、会場の端へ飛ばされてるぞ」


「みんな、運が悪かったんだねー」


 十人全員が同時に運を失うのは珍しい。


     ◇


「最初の課題を発表します!」


 司会者が声を上げる。


「各卓で、《アウローラ・グランド》に新しく欲しい施設や制度を一つ考えてください!」


 円卓へ、紙と筆記具が配られる。


「選ばれた提案は、実際に試験導入されます!」


「本当に作るのか?」


 トーマが驚く。


「規模や費用によっては、小規模な実験から開始します」


 七番卓の女性職員が説明した。


「学生の意見を聞くだけで終わらせないのが、今回の方針です」


「いい会社だな」


「ありがとうございます」


 女性職員は笑顔で答える。


 ただ、俺を見るたびに背筋が伸びていた。


「みんなは、何が欲しいのー?」


 俺が尋ねる。


「学生専用の安い食堂!」


「もう飲食街があるだろ」


「学生価格でも、毎日は使えないよ」


「勉強用の静かな部屋は?」


「学院の図書館がある」


「夜まで開いている魔道具工房が欲しいな」


 マヤが手を上げた。


「学院の工房は、授業が終わると使えないから」


「自分で魔道具を作ってるのー?」


「うん。でも、完成しても売る場所がないんだ」


 マヤは鞄から、小さな魔道具を取り出した。


 手のひらほどの円盤。


 表面には、単純な光属性術式が刻まれている。


 魔力を流すと、柔らかな光が灯った。


「夜に本を読むための明かりだよ。高級な照明魔道具より暗いけど、魔石をほとんど使わないんだ」


「便利そうだねー」


「でも、店へ置いてもらうには手数料が高いの。学生が一つ二つ作るだけだと、相手にされないし」


「ほかにも、同じような学生がいるのかなー」


「たくさんいると思う」


 魔法薬。


 装飾品。


 小型魔道具。


 手作りの服。


 研究の途中で生まれた便利な道具。


 学院には、自分で何かを作っている学生が多い。


 しかし店を持つ資金も、大量に製造する設備もない。


「学生が、自分で作ったものを少しだけ売れる場所があればいいんじゃないかなー」


「少しだけ売れる場所?」


「大きなお店じゃなくて、机一つ分くらいの小さな売り場だねー」


 思いついたことを、紙へ簡単に描く。


 小さな販売台。


 誰が作ったか分かる説明札。


 一日や一週間単位で借りられる。


 売れなければ、すぐ別の品へ変えられる。


 大きな商売を始める前に、小さく試せる場所だ。


「売れたら、正式な店舗へ置いてもらえるようにするといいかもねー」


「それ、いい!」


 マヤの表情が明るくなる。


「学生だけじゃなく、小さな工房や新人職人も使えるよ!」


「客の反応も直接聞けるな」


 トーマも乗り出した。


「実家の商会でも、新商品を試す場所に困ることがある。最初から大量に作ると、売れなかったときの損が大きいからな」


「では、試験販売区画という形でしょうか」


 女性職員が、素早く記録していく。


「学生が挑戦できる場所だから、《学生挑戦市場》はどうかなー」


「分かりやすい!」


 マヤが大きく頷く。


「それにしよう!」


 七番卓の提案は、すぐにまとまった。


     ◇


 会場の外周。


 セレスたち十人は、自分たちの卓で話し合いながらも、極秘通信で七番卓の会話を聞いていた。


『学院の女生徒が、アレン様と同じ紙を覗き込んでいます』


 ノエルが報告する。


『距離が近すぎます!』


『現在、肩と肩の間は二十二センチ』


 シズクが正確に測定する。


『危険距離です』


『どの規則に基づく危険ですか?』


 カレンが尋ねる。


『私たちの精神状態です』


『それは認めます』


『我が席を交換してくる!』


 ラグナが立ち上がろうとする。


『着席してください』


 カレンが腕を掴む。


『公平な抽選を無視すれば、アレン様が不審に思われます』


『では、七番卓へ料理を運ぶ店員になる!』


『今は飲食時間ではありません』


『水を配る!』


『各卓に用意されています』


『椅子を交換する!』


『必要ありません』


『何かさせろ!』


『普通に課題へ参加してください』


 ラグナは不満そうに座り直した。


『アレンが、新しい市場を提案されました』


 セレスの声が、仕事のものへ変わる。


『内容を記録してください』


『すでに全情報を保存済みです』


 ミコトが答える。


『学生や新人職人が、小規模な試験販売を行う区画。非常に合理的ね』


 ヴィオラも、アレンとマヤの距離から一度だけ視線を外した。


『出店費用を低くし、売上データを金融部門が分析すれば、有望な事業を早期に発見できるわ』


『研究部門から、試作品の安全検査を支援します』


 エルシアが続ける。


『軍事部門は警備を担当する!』


『学生の市場へ軍隊は必要ありません』


『盗難が起きるかもしれぬ!』


『一般警備員で十分です』


『アレンが考えた市場だぞ!』


『では、目立たない範囲で正式構成員を配置しましょう』


『千名でよいか?』


『多すぎます』


『五百名!』


『十名です』


『少なすぎる!』


 アレンの隣席を巡って争っていた十人も。


 彼の提案を実現する話になると、一瞬でそれぞれの部門を動かし始めていた。


     ◇


 二十の円卓から、提案が順番に発表された。


 学生専用の宿泊区画。


 冒険者との模擬戦施設。


 世界中の書物を集めた図書館。


 空を飛ぶ遊覧船。


 魔獣と触れ合える広場。


 面白そうな案がいくつもある。


 最高幹部たちが参加した卓からは、少し変わった提案が出ていた。


「一番卓からは、施設利用者を守る最高水準の警護制度です」


 セレスがいる卓だ。


「二番卓からは、学生が世界最強の戦士から直接指導を受けられる訓練場です」


 ラグナが胸を張っている。


「三番卓からは、世界銀行による学生向け無利子融資制度です」


 ヴィオラは満足そうだ。


「十八番卓からは、施設内の移動時間を最小化する新案内網」


 リゼットの卓。


「十九番卓からは、利用者の好みを予測する情報提供制度」


 ミコトの卓。


「二十番卓からは、あらゆる事故を未然に防ぐ安全検査区画」


 エルシアの卓。


 どの案も実用的だ。


 ただ、規模が少し大きい。


「それでは、最優秀提案を発表します!」


 司会者が封筒を開く。


 会場が静かになる。


「七番卓の《学生挑戦市場》です!」


 大きな拍手が起きた。


「やった!」


 マヤが立ち上がる。


「選ばれたぞ、アレン!」


 トーマが俺の背中を叩いた。


「みんなで考えたからねー」


「試験運用は、来週から開始します!」


「来週?」


 職員側の参加者まで驚いている。


「早すぎないか?」


 トーマが尋ねる。


 司会者が、少し困った笑顔を浮かべた。


「発表中に経営部門の承認が完了しました」


「まだ発表も終わってないよねー」


「施設内の空き区画も、すでに確保されています」


「仕事が速いねー」


「出店台は二百台を用意する予定です」


「試験にしては多くないかなー」


「当初は二千台という案でしたが、縮小されました」


「縮小して二百なんだねー」


 誰が二千台を提案したのかは、聞かなくても分かる気がした。


「なお、七番卓の参加者には、試験運用への協力をお願いします!」


「俺たちも働くのか?」


 トーマが驚く。


「利用者側の意見を確認するため、運営補助をお願いする予定です」


 マヤが俺の袖を引いた。


「アレン。私の照明魔道具を、最初の商品として出してもいいかな?」


「いいんじゃないかなー」


「でも、売り場の飾り方や値段の決め方が分からないんだ」


「トーマの方が詳しそうだねー」


「任せろ!」


 トーマが胸を張る。


「実家の商会で、売り方くらいは見てきた!」


「アレンには、魔法回路を見てもらいたいな」


「俺でいいのー?」


「最新術式の欠陥に気づいたんでしょ?」


「偶然だよー」


「偶然でもいいよ。少し見てくれる?」


「そのくらいなら、いいよー」


「じゃあ、放課後に学院の工房で待ってるね!」


「うん」


 マヤは嬉しそうに笑った。


 会場の反対側。


 最高幹部十人の周囲だけ、空気が変わった。


 セレスの手にあった筆記具が折れ。


 ラグナの円卓へ細い亀裂が入り。


 ミコトの九本の尾が偽装魔法の内側で膨らみ。


 エルシアの足元が凍り。


 ヴィオラの扇が真ん中から割れた。


 側近たちも、それぞれ平静を失っている。


「どうしたんだ、あの人たち?」


 トーマが尋ねる。


「自分たちの案が選ばれなくて、残念なんじゃないかなー」


「世界企業の職員でも、負けると悔しいんだな」


「真剣に参加してたんだねー」


     ◇


 交流会終了後。


 地下百階の最高幹部会議室では、緊急会議が始まった。


「議題は二つです」


 セレスが円卓の正面に立つ。


「第一に、《学生挑戦市場》の設置」


 空中へ、予定区画の設計図が表示される。


「アレンのご提案を、世界中の《アウローラ》施設へ段階的に導入します」


「学生向けだけではなく、小規模工房や新人商人にも開放しましょう」


 ヴィオラが続ける。


「有望な商品には、資金提供と正式契約を提案するわ」


「情報部門は、売上だけでなく利用者の感想を収集します」


 ミコトが言う。


「魔導研究部門は、安全検査を無償で行います」


 エルシア。


「軍事部門は――」


「警備員十名です」


 カレンが先に決定する。


「まだ何も言っておらぬ!」


「千名を要求するつもりでしたね?」


「なぜ分かった!?」


「長い付き合いですので」


「第一の議題は以上です」


 セレスの声が、わずかに低くなる。


「第二の議題」


 円卓中央へ、学院の工房が表示された。


「アレンが、学院の女生徒と放課後に二人で魔道具を制作します」


「二人ではないぞ!」


 ラグナが立ち上がる。


「トーマもいる!」


「トーマ・ベルク学生は、実家から緊急の通信を受ける予定です」


 ミコトが淡々と告げた。


「まだ受けていませんよね?」


 シズクが尋ねる。


「明日、受けます」


「情報部門が、友人を追い出してはいけません」


「では、通信は中止します」


「当然です」


「しかし、学院の女生徒がアレンと共同制作するという事実は変わらないわ」


 ヴィオラが割れた扇を机へ置く。


「技術指導という名目で、研究部門から職員を派遣するべきよ」


「私が行きます」


 エルシアが即答した。


「エルシア様だけでは不公平です!」


 ノエルが手を上げる。


「私も行きます!」


「私は材料調達を担当しましょう」


 セレスが言う。


「資金管理は私の部門ね」


 ヴィオラが続く。


「情報収集は必要です」


 ミコト。


「護衛は我だ!」


 ラグナ。


「学院の小さな工房へ、最高幹部全員で押しかけるつもりですか?」


 カレンが額を押さえる。


「一般職員へ変装すれば問題ありません」


 クラリスが柔らかく微笑む。


「前回、一般店員のふりが下手すぎると疑われていました」


 シズクが指摘する。


「今回は、魔道具制作の臨時講師を名乗ります」


「十人も必要ありません」


「では、公平に抽選を行いましょう」


 リゼットが箱を円卓へ置いた。


 十人の表情が固まる。


「不正防止術式つきです」


「……」


「前回と同じものです」


 誰も箱へ近づかなかった。


 こうして。


 学生が作った小さな照明魔道具を、一つの売り場で試しに販売するだけの計画は。


 世界最大企業の全部門が参加する、最重要事業へ変わり始めていた。


 俺はその頃。


 交流会でもらった菓子をトーマと分けながら、学院へ戻っていた。


「来週から、また忙しくなりそうだな!」


「普通の学生らしくなってきたねー」


「どこがだよ!」


 トーマの声が、学院都市の通りに響いた。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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