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ハーレムオブザーバー  作者: 百合烏賊
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2 超展開スリップ

「先輩…私、先輩を見ると胸の奥が熱くなるんです…。これ、なんていえばいいですか?」

夕焼けの射す美術室、潤んだ瞳は朱色と俺を写している。

茶髪の可愛い後輩である、皆瀬叶絵。

片方の前髪をピンクと黄色のピンで留め、肌は柔らかく、とても女子らしい。

その頬には今俺の手がある。

彼女が俺の手を頬へと誘ったのだ。

熱い。とても熱い。

それは、まるで彼女が火照っていることを示しているようで、こちらも恥ずかしくなる。

「かな、」

「先輩…!お願いです…どうにかして?」

叶絵ちゃんに手を握られ、身体中汗に塗れた。

その汗はシャツへと吸収され、汚い状態だった。

それにも動じず、叶絵ちゃんは俺に胸板にすがりつく。

先輩…と艶かしい声がしたから聞こえてくる。

勃起直前である。

女子の匂いがする。その女子は、俺を求めている。

これは、成立しているのでは…?

と思ったのもつかの間、先生が見回りへやってきた。

「残ってるなら、早く帰れよー。」

ドアから少し顔を出し、眠たそうにあくびをしながら、帰っていった。

「また…明日ですね。先輩、答え…聞かせてくださいね。」

可愛らしくそう笑い、カバンを持って、赤い耳のまま出ていく。

「えっ…おいおいおい…」

こりゃ、明照の仕業だ…。






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