『KGカラテガール』を観る
『KGカラテガール)』を見た。非常に真面目な態度で空手を題材にした映画であり、主演は武田梨奈。これの前作『ハイキック・ガール』は見たが、こちらはまだ未見だった。『ハイキック・ガール』で監督をやった西冬彦さんが、脚本とアクション監督を務めている。
前作と比べても武田梨奈のアクションが進化していて、正直、凄い。一人の相手に空中三段蹴りとか、三人横並びになってる相手に、壁走り状に次々と蹴りを喰らわせて走るとか、ちょっと常識では考えられないようなアクションが連発する。
……っていうかだね。このアクション、多分、カンフーものでもアメリカものでも、やったことのないアクションでしょ? こんなことできる人見た事ないよ。武田梨奈の妹役の子も出てるんだけど、この子のアクションも凄い。ちょっと常軌を逸してる。
これだけ凄いアクションシーンあるんだから、映画としてもっと評価されてもいい気がするんだけど、日本映画てアクションシーンを評価する土壌が低いんだよな~、もったいない。多分だけど、時代劇の勢力が強すぎて、チャンバラを評価する土壌はあるけど、無手格闘の評価土壌がないんだね。
は、まあいいとして。この映画、実は一番凄いのは冒頭のシーンだ。冒頭、中達也先生が、ヒロインの父親役で敵役相手に戦う。ここが結局、一番凄い。
……もうね、中先生が達人すぎる。相手が入ってこようとした瞬間、さっと間合いを詰めて一撃! そのタイミング、その速さ、その重さ、その立ち姿の美しさ! どれをとっても一級品で、もう冒頭で惚れ惚れして見惚れてしまって、その後の流れが頭に入らんほどだった。
少女たちのアクションは見栄えのする回し蹴り系の技が多く、相手の技を受け→技、という流れが多いのに対し、中先生の殺陣は相手の技→即反撃。と、タイムラグのない殺陣だ。本物の実力がある人しかできない殺陣なのが凄かった。
とはいうものの、武田梨奈のアクションはちょっと尋常じゃなかったなあ……。ハリウッドに呼ばれたりしないんかな? あまりにも凄すぎて、見ていて口アングリしてたシーンが多かったと思う僕だった。




