王都
王都ー、城を中心とし、街が円状に広がっており、
街を丸く囲うように10mほどの城壁が建っている。
そして、冒険者の本拠点とも呼ばれるほど
人と冒険者、物質など、他の場所よりも
近代的な国だ。そして、
「凄い人の量だなー。」
「これ入れるのいつになるのよー」
商人の行先の王都に着いたが、城壁の門には
人の列があり、先頭では兵士が馬車の中を確認
していたり、王都に入る人の所持品などを
確認している。
「王都って所は人が多いんだなぁ...」
「何かしたら凄い魔力が得られそうですね。」
「何もしないよ!?」
考えてはいた。俺の能力上、
生き物の数はそのまま俺の強さとなる。
生き物が多ければ多いほど、殺し、魔力にすれば
自分が強化されるからだ。そして、生き物が
集まる場所といえば...
「そもそも、強さも必要だけど、急ぐ必要もない
だろ?」
魔王が刻一刻と迫っている、俺の暗殺を目論んでいる奴らがいる、なんて事でもなければこんな人のいる場所で問題なんか起こしてまで強さを求める気はない。
そして、王都は商人の人曰く魔法のアイテムや
様々な食べ物、冒険者が集まるのだというし、
人が多ければ、この星に関わる情報や、
変える方法ー、竜の情報を持っている人も
いるかもしれない。自分にも好都合なこの場所は
むしろ守る必要がある。
「まぁ、たまにはのんびりするのもいいかも知れませんね。私もアリスちゃんと遊びにでも行きますかね。」
「いや、私はお兄ちゃんと一緒にいるから
いいや...あはは」
(最近なんだかアイとアリスがギクシャクしている
というか...なんだろう?距離感を感じる。)
「まぁ、ぶっちゃけ会ったばっかりだしな。」
(そもそもアイだっていきなり現れたが、
この星の事も全く分からなかったし、賢そうだしで
なんだかんだ一緒にいるだけだし、仲間っていうか、
知り合い.....友達レベルなんだよな...)
「暇ですし、何かしませんか?」
いまはクエストの商人の護衛も終わり、
商人とは別れ、俺達はどうせなので王都に
入ろう。という事で並んでいる所だ。
「あ!お兄ちゃんは、なんでアイさんと
一緒にいるのー?」
「ん?なんとなく?かな。」
「???」
「まぁ、気付いたら隣に居たみたいなもんだよ。」
「どういう事か全く分からないわ...!」
(話すと長くなるし、他の星から来たなんて言ったら
なんだかややこしくなりそうだ。)
「そういえば、アイはなんで俺とずっと一緒にいるんだ?他にやるべき事とかはないのか?」
「まぁ、そうですね。一目惚れです。なので一緒
にいましょう。それとこの話はもう終わりです」
「一目惚れ....ど、ドラマチックね!」
「へ、へぇー....」
《嘘ですからね?》
「分かってるわ」




