転移魔法
ギルドを出た後も3人の男達が着いてくるので
アイの転移魔法とやらで館へワープした。
「とりあえずこの盗賊団の拠点まで行ったら
レイス達に殺らせて終わりだな。
さっさと高ランクまで行って竜の情報を手に入れよう」
冒険者ギルドはランク制であり、もちろん
難易度が高いクエストは高ランクの冒険者にしか
回ってこない。なので、さっさと高ランクに
なってしまおう。という事だ。
馬車で拠点の近くまで送ってくれるという事だったが、アイが...
「そんな物に乗ってる時間はないので大丈夫です。」
と、馬車の人に言い放った。
アイに話を聞くと、「ぶっちゃけ遠いので転移しましょう。」との事。そのあとアイはどこかへ行ってしまった。
万能か。
お言葉に甘え、地図の拠点前まで転移し、
レイスに殺させ、俺達が外でご飯を食べている間に
終わってしまった。
盗賊団だけあって金銭などが沢山あったので
インベントリに詰め込み、ほんの1時間ほどで
クエストが終わってしまった。
「え!?もう終わったんですか!?で、でも
移動するだけでも何日かかかりますけど...」
「あー、この仲間が転移魔法を使えるんだよ。」
「?転移魔法とは?」
「えっ。」
「え?」
「えぇー...知らないっぽいわね」
「これです。」
アイが転移魔法を4回ほど行いギルド内を転移しまくる。
「うわ!」 「なんだ!」 「誰だ!」 「消えた!?」
ギルド内にいた冒険者達はいきなり現れては消える
アイにびっくり仰天だ。
「い、今のはなんですか!」
「転移魔法です。好きな場所に移動できます。」
「いや、そんな事出来るわけないじゃないですか!」
「?」
受付の女性に聞くと
どうやらまだ転移魔法なる物が使える者は
古い本や伝説に歌われる勇者、賢者だけだそうだ。
てか、この事アイ知ってたろ。
「わ、私疲れてるんですね...」
受付の女性はギルドの奥へと消えていき、
ギルド内の冒険者は俺達(主にアイ)を見て
こそこそ話している。
「そんな転移魔法って凄いのか?」
「いえ、別に。」 「普通じゃない?」
「でもなんか大慌てでどっかいったし回りの「おい!
さっきのはなんだ!」
「?」
「俺はCランク冒険者で魔法使いのクランクだ!
さっきの魔法は何だ!?俺が見た事がない魔法だったぞ!」
「お、おい...この人大丈夫か....?」 「怖いわぁー」
完全に目が血走って正気ではない。
「何の事ですか?私は魔法なんて使えませんよ?」
俺達は離れて様子を見守ることにした。
(俺達は無関係....俺達は無関係...)
「いや、でもさっ「気のせいでは?」
「完全に誤魔化す気だな...」 「私だったら逃げてるわぁ、あんなやばそうな奴に関わりたく無いもの...」
「いや!確かに見たぞ俺は!お前!俺と魔法で
勝負しろ!俺が1番魔法に詳しくて強いんだ!」
「おいおいクランク、その辺にしたらどうだ?
確かにお前の魔法の腕は凄いが、この子はまだ
Fランクの冒険者みたいだぞ?」
「そうだよ、きっと気のせいだぞ」
「そうです。気のせいです、私は魔法なんてすごい物
使えませんよ。」
「そ、そうだよな...気のせいだったみたいだ...」
仲間が来ると急に冷静になったクランクは開き直った
「うちの奴が悪かったな嬢ちゃん!」
クランクとやらが仲間らしき男達と元の場所に
戻っていく。
「何遠くからずっと見てるんですか?いやらしい」
「おおう!」
さっきまで遠くに居たのに
いつの間にか真横に「おい!」
「やっぱりお前変な魔法を使ってるな!」
「なんのこ「いまそこに居たのに一瞬で移動しただろ!」
「ちょっと何言ってるか「今のは俺も見てたわ、
あんた一体何したんだ?」
魔法は使えないとか言った3秒後に転移魔法で
移動したアイにまた男達がつめよってくる。
「てかお前使えないって言うなら使うなよ。」
「てへぺろ(真顔)」
「受付の人も来たみたいだし、俺はあっちにいるから
その人らどうにかしとけよ?」
「かしこまりました。」
「私もお兄ちゃんといるわぁ...」
=͟͟͞͞( 'ヮ'=͟͟͞͞ 'ヮ' )=͟͟͞͞\( ˙꒳˙ \三/ ˙꒳˙)/ ←アイちゃん




