地下通路
「あ、あのね!あの貴族が部屋に入って丸一日出てこない事があるから、何かしら秘密があるんだと
思うのよ!シークレットルームね!」
「確かにそれは怪しいな。」
「ソウデスネー ワタシモソウオモイマス」
「隠し扉があったりするかもしれないじゃ
「空間把握。爆裂。」ドォゴォォォォン!
アイが何か言ったと思ったら横の本棚が消えていた。
「あ、アイさん?」
「そこに隠し扉がありました。なので先に進みましょう」
既にドアは消え、地下への通路がある。
(すぐにこいつ人の物を壊すな。俺がこの部屋
使おうと思ってたのに。)
「何か思いましたか?」
「いいえ」
何か思いましたか?っておかしいだろ。
こんなんじゃ妄想も出来ん!
なんだかいつも心を読まれているのかと思うとこう...
ゾクゾクする。
「虫けらが...早く行きますよ。」
「れ、レッツゴー....」
会った時からアイは色々な魔法を使うしこの世界の
情報を多く持っている。
(まさかこいつが俺をこの世界に...いまさらだが
信用出来ないな...)
誰がどういった理由で連れてきたのか分からない以上
得体の知れないこの2人を信用するわけにはいかない。もとから信用してないけど
「ん!何か見えてきたわよ!」
通路はレンガの様な形の石で四角形に囲ってあり
高さは3m程で、松明が5m置きに通路の両端に
掛けてある。その先に...
「門か?」
鉄の門があり、横にiPadの様な物が着いていて、
1~9までの数字と上に8個の〇がある。
「パスワードみたいですね.....壊しますか。」
「すぐに壊すなよ」
「でもぉ、8桁は流石にあてずっぽは無理だよぉ?」
「下手に壊すと通路が崩れるかもしれないだろ?」
「そんな事ですか。空間固定。空間指定。消滅。」
...門が消えた。
「何したんですかね?」
「通路を固定してから門を消しました。
消滅魔法は使える者が滅多にいないので
びっくりさせてしまいましたね。
一言言うべきでした。すいませんね、アリスさん?」
「ん?どうしたアリス。」
何も答えないアリスを見ると床に尻もちをついている
「大丈夫か?確かに怖いけど別に俺達には
やらな...やらないよな?」
「ご主人様にはやらないです。冗談はほどほどにしないと
消しますよ?」
「ごめんなさい」
下手に刺激すると殺されそうだ。なんなんだこいつ
「っ!」
「お、おい!」
アリスが恐ろしい顔をしながら入口の方に
いきなり走って行ってしまった。
「アイがびっくりさせるからー」
「私は何もしていませんが?」
「でもアリスがはびっくりして逃げちゃったじゃないか。」
「ソウデスネー、では、連れ戻してきます。」
そう言ってアリスに元に向かうために転移魔法なる
物を発動させてアイが消えた。
「.....サビチイ」




