レイスちゃん
アイとアリスが買ったという家の中に部屋を出し、ベットや机を家に置いて生活感を出してから
俺達はダンジョンへ向かった。
ちなみに家は森にある墓地の真横に立てられた場所で、気味悪がって誰も近寄らないようだ。
墓地は初めてゾンビを召喚した場所だし、
何かの縁だろう。
ゾンビには魔力が使える様になったおかげで遠距離でも指示が出せるようになり、着いた時には
外に死体と財宝達とゾンビ達が待っていた。
ダンジョンでは宝箱や魔物は一定時間で
ポップする仕組みらしい。
インベントリに財宝を入れつつ山になった死体を魔力にしていった。(2日ほど狩りっぱなしだったため
3つほどの死体の山になっている。)
「ご主人様。死霊術師のLvが3になりました。
新しい魔物ーー、火の魔物の召喚が出来ます。」
「おおー、ゾンビ以外のもやっぱり召喚できるのか」
早速メニューの火の魔物を選択した。
何も出なかった。
「あれ?」
「レイスです。透明化や壁貫通の能力を持っている
暗殺に適したアンデッドですね。」
「え?どこにいるの?」
「え?ここに....ああ、多分既に透明化の能力を
使用してるのかと思われます。解除するように
言ってみては?」
俺が解除するように言うと、浮遊する物が現れた。
黒いローブを羽織り、黒い手の骨の爪は鋭く包丁ほどの長さがある。胴体は無く、ローブに顔と手が浮いている様な感じだ。
「おお、なんか強そうだな。」
「なんか骸骨の顔で怖いわね!」
「このアンデッドのLvは10位で低いですけど、
透明化しながら戦えば負けることは無いでしょうね」
ちなみに一般人のLvが1で街にいた騎士が5、
ギルドにいた冒険者がだいたい15位だ。ゾンビは3
「少し魔力消費が多いけど、3分の1くらいは
レイスに回すか。」
大量の死体で集まった魔力をゾンビとレイスの召喚、
護身用にある程度は使わずに残しておく。
「ところでなんでアイは透明化してたレイスが
見えたんだ?」
「透明化看破です。基本ですね。」
透明化したら負けることはないとか言っていたのに
基本なのか、アイにとっての基本なのか。
「アイは魔法とかは使えるのか?能力とかー」
「能力は無いですよ。魔法ならあらかた使えます」
なんでや、俺より全然強そうじゃないか。
「私も少しなら魔法使えるよぉー」
「おおー、アリスちゃんは結構凄い子なのかな?」
「うん!私最高なの!」
可愛いなぁ。
そんな話をしつつアリスの言う通りに進むと
でかい館が見えて来た。
「あれだよー、もう私でも許さないんだから!
1発くらいあいつにビンタさせてよね!」
「はいはい。出来たらな」
(アリスは館の貴族によっぽど
腹が立っているようだな。)
レイスちゃんは家に透明化して
壁を貫通して入り込んで鋭い爪で斬り殺します。
今後活躍しそうですね




