表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔獣災害――前世の記憶を持つ俺が日本を救うまで 双世界の守り手  作者: 玄呂 恭真
1章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
9/21

8話 終わりの始まり

 要石の封印がおわり沙耶と悠太のいるところへ向かっている。子供の泣き声、倒壊しそうな建物が数えきれないほどあった。警察、消防はまだ対応できていないみたいだ。道中火事やけが人がいたので水属性魔法や、初級回復魔法を使って直しながら向かっていた。



「何故か初級魔法しか使えないのだろうか、転生?それとも何かが起きて中級、上級が使えなくなったのか?」


 独り言をしながら向かう、残念ながら重症の人は初級回復魔法しか使えないので応急処置をして救急車を待つしかない。もちろん他の人には魔法を使っているところを見せていない。ただ傷がいつの間にか治っている状況にほとんどの人は驚きの声を上げていたけど、この状況で見せるほうが今後悪手になると思ったから見せることはやめた。


「遥人〜どこ行ってたの!心配したんだけど!」


 考え事していると向こうから沙耶が駆け足で近づきながら話しかけてくる。周りには瓦礫が散乱し転びそうになりながら来るので見ていて危なっかしい。


「ごめん、心配かけたね、悠太は?どこいるの?」

「今二人がかりで探してたの!多分あっちの方にいるから行くよ!」


 手を捕まれ、俺の手には血やほこりで汚れているのに気にせず無理やり引っ張られる。


「ちょ、ちょっと落ち着いて」

「ほんと、なにしてたの。起きてみたら車の横で寝ていたし遥人はいないし、死んだかと思ったよ」

「ごめんて、後で説明するからさ、とりあえず落ち着いてよ」


 俺は沙耶の手をしっかり掴む、そしてひっぱり動きを止めさせる。この状況で焦りこそ最大の敵だ。そのことは沙耶もわかってると思う。しかしこの状況だ。わかっていても難しいだろう。


「わかったわよ、でも次いなかったらわかっているよね?」


 珍しく沙耶が怖い顔をしている。少々頬を引きつりながら首を縦に振る。


 ***


「悠太ー、遥人いたよー」


 沙耶が悠太を見つけて叫んでいる。沙耶の声に気づいた悠太が小走りに近づいてくる。


「遥人どこ行ってたんだよ!探したぞ」

「ちょっとね、用事があって」

「この状況で用事ってなんだよ、おいなにか隠しているんじゃないだろうな」

「べ、別に...」


 す、鋭い、さすが悠太としか言えん。


「まあ言いたくないのならいいけどさ、話したくなったらいつでも言えよ」

「ありがとう。まあそのうち説明するよ」

「待ってる」

「ちょっとー私いるんですけど。二人でいい感じに何終わらせているのよ」

「あははは、ごめん忘れてた」


 悠太が冗談半分で沙耶にこたえる。沙耶は見るにお怒りで悠太の尻にけりを入れる。

「痛いって、ごめんごめん謝るから」

「絶対に許さない」


 悠太と沙耶は僕の周りで追いかけっこを始めた。こんな時に気楽なもんだなーと思いつつ茶番が終わるまで見守っていた。


 ***


 茶番がようやく終わりこれからどうするか話し合うことになった。


「それにしてもこのありさまはまるで夢やアニメの世界と言われたほうがまだ腑にに落ちるな」


 悠太が開口一番そういうと続けて沙耶も同意する。


「そうだよねー幸い周りに死者はいないけど負傷者も多いし、それに町が半壊しているなんて現実とは思えないよ」

「それにあの怪獣何だったんだろうな」


 二人が会話する内容に半ば自分も同意せざるおえないがワイバーンのこと、魔法のこと、自分が何者か、なぜ前世?があるのか二人に言えないことが多くありすぎて申し訳なくなってくる。そして自分がこれからどう行動すべきなのか、自分が魔法が使えるということにこの世界は許容してくれるのだろうか、不安がどんどん大きくなっていく。


「追い大丈夫か?顔色悪いぞ」

「ほんとだよ、さっきから思いつめた顔して、やっぱりなにかあったの?」


 考え事をしていると前でしゃべっていた悠太と沙耶が心配そうな目でこちらを見てくる。


「大丈夫だよ、ただこれからどうしようか考えているだけだよ、車壊れちゃっったしね、とりあえず近くの避難所にいこう。ネットがないから情報を集めにいこう」


 この災害いや魔獣災害によって基地局がやられたのかスマホで調べ物ができない。今大事なのはきっと情報集めだ。


「そうだね、とりあえず近くの避難所にいこっか、電柱にはあっちって書いてあったよ。」

「了解!」


 沙耶と悠太が答えてくれる。僕たちは避難所へと向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ