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魔獣災害――前世の記憶を持つ俺が日本を救うまで 双世界の守り手  作者: 玄呂 恭真
1章

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3話 異変

 外からの強い光とスマホから緊急地震速報がなっている。しかし地震は起きない。


「な、何が起きているんだ」


 急いで階段をおりてリビングに行き、テレビを付け確認する。

 普通の番組が急遽ニュースに変わり緊急地震速報が流れている。


「遥人地震が起こっているの?ニュースやってる?」


 母さん、父さんが急いで寝室から降りてきた。


「わからない、ニュースは流れているけど地震おこらないね。あの強い光も何だと思う?」

「強い光?そんなのあった?」


 母さんが聞き返したその時だった、家が急に揺れ始めた。体感震度5くらいだ。いや、訂正する.これは地震というよりも衝撃波に近い揺れだ。僕たちは急いで机の下に入って揺れが収まるまで待つ。


「まず安全確認、ガスや電気の確認!あと結衣ゆいにも連絡入れて!」


 僕の父 黒瀬くろせ 直哉なおや が揺れが収まると家族に指示を出した。結衣は僕の2個上の姉だ。

 母さんは台所に行き、ガス漏れの確認、父は地震で物が落ちてたりしていないか確認を始めた。僕も自室に戻り、いざというときのために財布とスマホを取りに行く。

 全員リビングに戻ると状況をすり合わせた。


「突発的な地震だったけど大丈夫そうだね。結衣も大丈夫の連絡が来たよ」

「そう!それなら良かったわ。地震もそんなに強くはなかったし大丈夫だね」


 父さんは現状を報告し母さんも安堵している。そういうと父さんと母さんは寝室へ戻りに二階へ上がっていった。

 しかし僕は不安でしかなかった。もちろんいつもなら震度5くらいでビビリはしないが、さっきバイトからの帰り道で巨大な影を見てから胸騒ぎが止まらない。いくらなんでもあの窓から見えた強い光は何だったのだろう。父さんも母さんも見てないって言ってたけど流石にカーテンでも隙間から見える光の強さなのに.....。一様悠太と沙耶に連絡入れといた。

 情報を整理したかったので母さんにも伝え気分転換も兼ねて外に出た。


「あの光ってるのは何だ?」


 窓でみた光は未だに光っていた。方角は北東、朝日が登るときの薄名のような光景だ。しかし、道を歩いている誰も気づいていないかのように歩いている。いや本当に両親のようにきづいていないのだろう。今にも現場に行きたいと思ったがもう夜も老けてきたので明日調べることにした。


 ***


 朝9時に親から車を借りて家を出た。


「まだ光ってるな」


 昨夜から光り続けている場所に一人で車でむかっているはずだった...


「ってかなんでいるの?悠太、沙耶 」

「え?日帰り旅行じゃないの?????」

「俺達も誘えよ!!薄情者!!!」


 沙耶は助手席に、悠太は後部座席にいる。一人で行くはずだったんだけど...


「えーっと?質問に答えてないと思うんですけど沙耶さん?」

「なんでじゃなくてさっきも言ったけど普通に遥人のお母さんに教えてもらったよ?「あの子急に茨城行くっていってるんだけど心配だから沙耶ちゃんついて行ってくれない?」って朝に!! で、悠太もさそったわけ!」

「母さん!!!おれは小学生か!!!」

「まあそうなんじゃない?」


 悠太がわざと冷たくいったのがわかった。そっちこそ薄情者じゃないか?とうすうす思いながら本題へうつる。


「今回は日帰り旅行じゃなくて少し調べたいことがあるから行くんだよ」

「何を調べるの?」


 と沙耶が尋ねてくる。

 前方に光っていることって言いたいけれど自分以外の人には見えないのは周りの反応を見るかぎり相変わらずだ。しかし微かな期待を込めて聞いてみる。


「えーっと...じゃあ前方に見える光見える?」

「えーっと?太陽のこと?どういうこと?」


 悠太が不思議そうに答える。そりゃー予想できていたけどさちょっと寂しい。

 このあとどう応えよう...


「なるほどー....普通に卒論の準備?始めようと思って....」

「え?まだ二年生でしょ?早くない?」

「沙耶と違って意識高いんだよ!理系だし!」

「へー理系って大変なんだねーでも情報学部だよね?外でなにするの?」

「あ、えーっと.....」


 やばい、適当に言ったら返す言葉がない...どうやって言い訳をしようかなー

 うーん...あ、いいこと思いついた。あのだらしない教授を言い訳にすれば!


「ほら、プログラミングも現場を見てからって教授がね!」

「あーなるほど、たしかにね!!」

「で現場ってなんだ?どこかの会社に行くのか?」

「......」

「何隠してるんだ?教えろよー」

「え?違うの!?どういうこと遥人!!」


 す、鋭い。どうしよう本当のこと言わないと悠太には見破られそうだし...言ってみるか。


「沙耶は昨日帰りに話したこと覚えている?」

「あーあのニュースのこと?」

「え?一緒に帰ったの?ほぉ〜なるほどー」


 真面目な話をしようとしているのに悠太が茶化してくる。正直言ってうざいけどスルーして話を続ける。


「それで悠太は知ってるか?大きな影の目撃情報」

「あー知ってるよ。なんかニュースでネッシーみたいな話題でやってたよ」

「そう、それを昨日バイトの帰りに俺ら目撃したんだよね」

「え!?まじで、嘘じゃないよな?」

「ホントだよ!」


 沙耶が答えると悠太は本気で驚いている。まあそうなるよね〜だって俺も見るまで信じてなかったし。


「それで帰ったあと昨日地震起こっただろ?その時からなんか光が見えてるんだよ」

「地震は昨日確かに起きたけど光って何?どういうこと?」


 沙耶が真面目に聞いてくる。


「俺には今、目の前に太陽と別の光が見えているんだ。昨日の地震の時からね」

「え?何も見えないけど、頭大丈夫?病院行く?」

「真面目に話してるわ!真剣に聞かないならここでおろしてくぞ!」

「ごめんごめん俺等の中だろ許してくれ。それでその遥人にしか見えないその光を調べに行くのか?」

「そういうこと!最初っから真面目に聞け!」


 悠太にやや呆れつつ話を続ける。


「話の流れ的に遥人はその遥人にしか見えない光がニュースの大きな影と関係してるのか調べてようとしてるの?」

「大正解ー流石沙耶!」

「えへへ~さすがわたしー」


 悠太はこの沙耶の反応に内心呆れつつ質問する。


「なんでその大きな影と光が関係あると思うんだ?」

「え?なんというかラノベ展開的に関係しそうじゃない?」


 そう、俺は以外とラノベ好きで家には本が200冊以上ある。


「え...そっかなるほど。じゃあ俺らの仲だし手伝うわ!沙耶もそうだろ?」

「もちろん!」


 話が無事まとまり、あの光の向こうへ車を走らせていく。


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