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魔獣災害――前世の記憶を持つ俺が日本を救うまで 双世界の守り手  作者: 玄呂 恭真
1章

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2話 バイト先

バイト先についた僕達は着替えを済まして授業の準備をしていた.。

 授業は集団性で今日は2コマの授業が入っている。

 高校生の時から色々なバイトをしてきたけれど一番時給が良く効率がいいのだ。

 まず最初に理科の授業。一番の得意科目だ。といっても中学生範囲なので大学に入っている身としては簡単なのは当たり前。その時カウンターに生徒がやってきた。


「沙耶、生徒の対応してくれない? 今手が離せなくて」

「了解」


 隣の席に座っていた沙耶は慣れた手つきで生徒対応をしていく。

 仕事になると普通なんだよなー いつもそうしてほしいと懇願!!


       ***


「じゃあ今日の授業はここまで!お疲れ様でした〜宿題忘れずに!」


 僕は今日の最後の授業を終え教室からでて職員席にもどった。席に戻るとちょうど授業の終わった沙耶とはちあった。


「今日一緒に帰ろ!」

「えー、行きも一緒にいったろ?」

「こんな夜遅くに女の子一人で暗い暗い道を歩かせるの〜〜?」

「.....しょうがないなー 家まで送っていくよ」

「やったー」


 沙耶ははしゃぎながら席に戻っていった。ここはまだ塾の中なんだけど....

 まあいいか、沙耶らしいし。僕も最後の事務作業をするために席に戻ろうとすると後ろで呼び止められた。聞き慣れた声がし振り返ると髪は長く高い位置でポニーテールをしている僕の担当している中学二年生 生徒 桜井さくらい 朱音あかねがいた。うちの塾では担当の生徒を数人持って成績や日常相談に対応する。


「先生〜相談があるんですけどいいですか〜?」

「うん、いいよー。なにかな?」

「ここの問題ってーなんでこう言う途中式になるんですかー?」


 桜井さんは俗に言う陽キャ女子だ。だれにだって気軽に明るく話しかけるクラスのアイドル的な立ち位置な生徒だ。勉強に関しても真面目で努力している。

 説明が終わると桜井さんは納得したように頷いている。


「今の説明でわかったかな?」

「はい!めっちゃわかりました!それと先生!さっき聞こえちゃったんですけど〜沙耶先生といっしょに帰るってホントですか?沙耶先生と付き合ってるんですか??」  

「うん、一緒に変えるよー。付き合ってはないよー、ただの幼馴染なだけ」

「えーそうなんですか。つまんないのー」


 桜井さんはつまんなさそうに答えた。ちらっと見えたが沙耶の首筋が赤くなっている。暑いのかなー?するとあるおてきた男子生徒が桜井さんに声を掛ける。


「おい朱音!そうやって沙耶先生たちをからかわない。邪魔しちゃだめだよ」


 桜井さんにそうやって注意するのは同じ僕の担当の生徒中学2年生 佐伯さえき 直樹なおきが注意する。髪は短く、どこにでもいそうな見た目だが、こちらを見る目だけが妙に落ち着いていた。初めてあったとき自己紹介の声は小さく、感情もあまり乗っていない。けれど、今は桜井さんや他の人と楽しく話しているのをよく見かけるようになった。


「え〜別にいいじゃーん 楽しいし!」

「ははは、お手柔らかにね?さあもうこんな時間だしふたりとも帰ろうね?」

「「はーい!」」


 そう言うと二人は楽しそうに話しながら出口へ向かっていった。


「じゃあ僕達も早く帰れるように残りの仕事ちゃっちゃと終わらせちゃおう!」

僕がそう言うと沙耶は居心地の悪そうに首肯した。

    

       ***


「生徒にからかわれる先生ってどうなんだろ〜」

「別にいいんじゃない?不人気ってわけじゃないわけだし!自信持ちなさいよ〜」


困りながら言う僕に沙耶はそう言ってくれた。普通に嬉しい。けどやっぱ恥ずかしい。暗くて顔が赤くなっていることが見えないことを祈りながら、話題を変える。


「そういえば、沙耶さっきから何見てるの?」

「最近話題になってるニュースの記事だよ。知らない?」


そう言いながらさやにスマホのニュース画面を見せながら言った。


「え、なにそれ全然知らなーい。最近忙しくてニュース見ていないし!」

「え?結構SNSでも話題になっているのに?」


 そのニュースは巨大な鳥影が夜空に飛んでいる映像だ。しかし情報が写真だけしかない。スマホ社会の現代では少し妙な話だ。


「それってフェイクニュースじゃないの?」


 素直に問う


「うーん 私もそう思ったんだけど結構なメディアが報じてるからそれはないと思うなー」


 こう見えても沙耶頭の良い方なのだ。天才というよりは地道に努力をしているタイプ。しっかりしているときはしっかりしている。

 その時だった僕らの頭上でおおきな影が空へと飛んでいった。一瞬のことだったから何がなんだかわからなかったがニュースのような光景で僕達は唖然としていた。


     ***


 さやを家に送ってからさっきの出来事について詳しく調べていた僕は違和感を感じていた。あの光景、何処かで見た気がする。夢では見ていないのだけれど既視感がどうしても離れない。そうして考えている間に色々な情報が集まってくる。


 ・目撃情報はつい最近、直近一週間であること

 ・場所は日本だけ、しかし九州から本州まで広い範囲で目撃されている。

 ・体長は10メートルから40メートル

 ・既存の種ではありえないこと

 

 色々ガセネタもあるがいつもだったら信じられない情報も本当のように感じる。実体験があるからだろう。動物についての知識がなくてもあれは地球でいまだ発見できていないものだということは調べなくてもわかる。

 その時だった。深夜なのに外からは強い光と急に緊急地震速報が鳴り始めた。


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