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魔獣災害――前世の記憶を持つ俺が日本を救うまで 双世界の守り手  作者: 玄呂 恭真
1章

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1話 目覚め

今日も変な夢を見たな....

僕は眠い目をこすりながら体を起こした。今日は月曜日、大学の授業はない日だ。時計を確認すると10時だった。今日も夜ふかししすぎたなと思いつつ顔を洗うために洗面台へと向かう。


「最近、現実的な夢を見るな....」


一人言を呟く。最近とてもファンタジーなのにリアルに感じるような夢を多々見るようになった。そんな事を考えつつ顔を洗い終えるといつものようにリビングに向かいテレビをつけ朝ごはんを作る。


「遥人おはよう。今日授業あるの?」

「いや月曜はないって何回も言っているじゃん」

「あら、そうだった?」


……やっぱりうちの母さんは天然だ。


「あら、そうだったっけ。一年生の頃と勘違いしていたわ」

「今日なにか予定はあるの?」

「うーん、確認してみる。」


母さんの言う通り俺は今大学二年生の一般的な学生だ。ポケットに入っているスマホを取り出し確認する。


「今日は悠太と遊んでそのあとバイトの予定だから昼ご飯と夜ご飯はいらないかな」

スマホを確認し終え伝える。

「了解 楽しんできてね!!」


お礼を言いつつ朝ごはんの準備を再開する。今日の朝ごはんはご飯と卵焼き、味噌汁だ。

なぜこのメニューかというと朝からめんどくさい物を作りたくなかったからだ。よくめんどくさがり屋だとよく言われるがそんなことないと思っている。そんなことを思いつつ朝ごはんを食べ始める。

       ***

船橋駅のJR改札前で暇つぶしをしていると声がかかる


「おまたせ、相変わらず時化た顔しているなー」

「開口一番の言葉がそれかよ、5分遅刻だぞ」


神代 悠太がヘラヘラ笑いながらやってきた。

悠太は高校からの同級生で親友。いつもヘラヘラしているけど実は優しいやつなのだ。

僕達はとりあえず電車に乗り、行き先へと向かい始める。


「それで最近変な夢を見るんだって?」

「そうなんだよ、気づいたら魔法を使っていたり、知らない人と話していたりするんだよ。」


その女性に一目惚れしたなんて言えないけど...


「へー、まだ中二病なん?」


悠太はからかいながら聞いてくる。僕は顔を真っ赤にしながら答える。


「そ、そんなわけねーだろ、ただ気になっているだけだよ…」

「ホントかー?! 「その人に一目惚れしたんでしょ?」


す、鋭い…女性だと言ってもないのに…

そうなのだ、悠太は馬鹿だと周りから思われる言動が多々あるが実は頭がいいのだと個人的には思っている。誰にも行ったことはないけど。でも時々本当に馬鹿なのか疑うときもあるの

だが…それも含めてこいつにいいところでもあり時々うざいのだ。


「な、なんで女性だとわかったんだよ」

「なんとなく? だっていつもお前人に興味ないじゃん。感ってやつ?何年一緒にいると思っているんだよー!」

「まだ四年だろ...さやでもあるまいし....」


苦笑しながら到着まで夢の話をした。

     ***

「で、結論はどう浮気するかの相談ってことか?」


電車一回乗り換えて着く大型のショッピンフモールで今流行中の映画を見終わり、店をぶらぶら歩いている。


「おめー、人の話ちゃんと全部聞いていたんだよな?」

「もちろんだとも! さやに内緒でどう付き合うかって話だろ?」


さやは僕の幼馴染の山下 沙耶。 同い年。 家が隣で家族ぐるみで仲がいいのだ。最近何故か女絡みになると突っかかってくる。


「そんな話一回もしてないわ!!そうじゃなくて夢の話沙耶にするんじゃねーぞ。後でめんどくさいことになるから」

「善処するよ?」

「おまえなー....」


      ***


駅から妙な違和感を感じながらバ先まで歩いていた。本来ならバイト先の最寄り駅から歩いて五分もない距離だが運動がてら一つ手間への駅に降りた。

僕は昔から感はよく当たる方だと自負している。なので今回も…


「はるとー!! 一緒に行こうよー」


ほら、当たった…


「さやー 会ってすぐに抱きつかないでよー ここ外だよ? しかも生徒に見られたらどうするんだよ」


背は160cmと女子にしては高く、髪はボブくらいのまだ幼さが残っているが客観的に見てもとても美人の幼馴染が後ろから抱きついてきた。あってそうそう抱きつくのは小さい頃からの癖なのだ。最近注意しても治る気配すら感じない。なぜ小さい頃から注意しなかったのか昔の自分を叱りたいと毎回のように思う。


「えーいいじゃん!まだバ先まで距離あるし!!」


さやとはバイト先が同じで塾の講師をしている。主に小学生と中学生。先に始めたのは僕だが何故かあとから入ってきた。この幼馴染にはいろんな意味で勝てない...


「あー!! ポップコーンの臭いがするー映画の帰り?」

「そうだよ、よくわかったね やっぱ気になるかな?やっぱ時間あるし家に帰ってシャワー浴びてから行こうかな」


塾ではスーツなので服はロッカーに置きっぱだが体がポップコーン臭くては授業にならないことが容易に想像がつく。生徒たちがお腹を空かせるからだ。


「うーん、近づかないと匂わないからファブリーズすれば大丈夫!」

「了解。じゃあ一緒に行く前にとりあえず離れようか?」

「いや!☆ このままで行く!!」


この話を永遠と繰り返しながら塾へと向かった。




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