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敵は強いほうがおとしがいがあるよね、堕としがいが

「知ってる。


・・・だが、それがいい。


敵は強いほうがオトし甲斐があるって言うか」


俺の返事はそんな感じ。


玲於奈はそれを聞くと、信じられないような顔をして空を仰ぎ見ている。


俺の純愛が届いたのかも知れんし、もしかすると半ば呆れてるのかも。


まだ俺のことは全然教えてないし、俺たち二人はもっと色々とお互いのことを知る必要がある。


ま、 俺にとって玲於奈が何者かなんてどうでもいいんだけど。


それからの玲於奈は案外素直で、携帯の番号とか家の電話番号とか、挙句には住所まで俺に教えてくれた。


何か普通にお願いすれば、嫌々ながらも教えてくれるんだよな。


最初の返事は『絶対、嫌だ』とか言うくせに、押しに弱いのか、もしくは俺の押しが強いのか。


あれ?また、コイツ上の空だよ、茫然自失ってやつだ。


携帯の番号を教えたのがそんなに気がかりなのかな?


「ねぇ、聞いてんの?」


今度は玲於奈の耳に息をふぅーっと吹きかける。


本当はその耳たぶを噛んでやりたいのだが、今度の楽しみに取っておこう。


「どこで覚えたんだ、そんなテクを。」


玲於奈は男の子っぽく、憮然とした態度で言うが顔を赤らめているし説得力がない。


「俺はお前より一年長く生きてるからな。


ま、もっと楽しい事もできるけど?」


俺は大人の余裕でそれをさらりと返す。


玲於奈には俺の過去の事はできるだけ黙っておこう。


別に女たらしの鬼畜人間なんて言われるのは屁でもないけど、玲於奈と俺の関係には不必要な情報だ。


それに付き合う相手は謎が多いほうが面白いだろ?


俺はにんまり笑って、玲於奈の腰に手を回す。


玲於奈は再び俺の手を振り払って数メートル先をダッシュする。


その動作が小動物みたいで可愛いんだよな。


しかも、俺のことを結局は待ってくれているのか、数分後には並んで歩いてくれるし。


まるでブーメランみたいな感じで、笑えるやら和むやらでお腹が一杯になりそう。


強気なんだか、弱気なんだか分からない性格してるな、俺の玲於奈は。




玲於奈の外見は天使とかそういう感じじゃない。


どっちかというと日本的な感じだし、黒髪とか切れ長の瞳とか透き通る肌とか、あぁ、そういう所に俺は惹かれてるのかな。


俺が西洋系の人形なら玲於奈は日本系の人形か。


ま、そういう恋愛も悪くないかもな。




「れおなって髪の毛、サラサラなんだな?」


玲於奈の黒い髪の毛はサラサラで、手の中で絹のような感触を残しながらほどけて行く。


10代は女の子よりも男の方が髪の毛は痛んでないことが多い。


和むなぁ、これは和むわ。


今まではこんなことしてるカップル共を見てるだけで蹴りを食らわしたくなる気がしてたけど、今、分かった。


別にセックスしてなくても髪の毛触るのは和むんだ。


玲於奈は髪の毛を触り続ける俺の手をバシッと叩いて向こう側に行く。






玲於奈には出会い系を使って偶然出会えたわけで、それなりに俺はその幸運に感謝している。


でも、次に使うことはないだろうな。


あんなに緊張するのは懲り懲りだ。


それに、俺にはもう傷を舐めあう奴らが必要なくなったわけで、玲於奈といるだけで十分幸せ。


暗黒面に堕ちていた俺を引き上げてくれたのは玲於奈な訳で・・・・。


あ、まだまだ俺の性格は余裕で暗黒面側なんだけど、そればっかりは簡単には直せないだろう。




俺の髪の毛を触る手を振り払うと、玲於奈は怒ったように俺の少し前を歩く。


やべぇ、その小さい尻を今この瞬間、触りたい。




腰に手を回す振りして、ちょっと確認っと・・・。


あれ、何でそんな怒ってるの?


ひょっとして、お尻を触ってるのがばれてたりして?


ま、いくら怒っても俺の下を離れる事は許さないよ、絶対に。


あんなメールをしたのが運の尽きだったわけだ。

以上で、出会い系シリーズも終了です!

相当大昔の駄文ではございましたが、お読みくださった方、ありがとうございました!

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