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辺境でのんびり契約親子ライフ  作者: ユキノリク


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36.『突発的衝動』

お読みいただき、有難うございます。

ブクマ、評価、リアクション、感謝ですm(_ _)m


今回の『文字数(空白・改行含まない)』は四千以下ですよ!(笑)



 庭師さんたちを巻き込んでの焼きイモパーティー、楽しかったよ!

 あ、もちろん、お仕事終わってからお誘いしました!


 (『雷帝』)が作ったバターをのせたホックホクのサツマイモとジャガイモ……バターがキラキラ。ホクホク、うまうま!

 バターの塩味が、イモの甘さを引き立てていて……! おいしかった〜。


 あと、焼きマシュマロもやった!


 イモが焼けるまでの間に【浄化(クリーン)】で綺麗にした細長い枝にマシュマロを刺して、焚き火で焦げないように気をつけながら、遠火の弱火でじっくりと――根気が要る……。


 だから、出来上がりが最高だ!

 ふわふわ、トロッと。みょーんって伸びて、ちょっと驚いた。結構、伸びるんだね……!

 ……チョコのせたら、もっと美味しくなったかなぁ……。


 シャンプーされるのが嫌で逃げた『従魔』のサーベルタイガーの幼獣が、甘い匂いに誘われて現れた……! ――ところを捕獲!

 ガシッと! 逃さないよ?

 落ち葉と、雪で濡れた土の上でゴロンゴロンして汚れたから、ね……。キレイ、キレイしよーねー。



 次の日、空調関係の魔道具は正常に作動していて――(あった)かかったです。


 どうも昨日は、予想よりも気温が下がったようで、魔道具が対応出来なかったらしい。

 雪、降ったもんねー。


 ――というか魔道具……予想して、自動で室内温度調整してるの……?


 ……この魔道具作ったの、転生者……



 いつものように朝食を終え、勉強のため子供部屋へ――


「……ふくが、たくさん?」


 扉を開けてもらった私の視界に、子供服が掛かったハンガーラックがズラッと。一、二、三……七?!


 あれれぇ〜? おかしいなぁ? 昨日はハンガーラックなんて(こんなの)、無かったぞぉ〜?


 おーっとぉ? よく見たら、帽子や手袋なんかの小物や、靴もあるぞぉ〜? どーゆーことだぁ〜??


 ――なんて、すっとぼけたことを考えながら横の老執事と、後ろの護衛さんを見る。

 あれ? 何故か辺境伯とハニーさんとメイドさん(二人)もいる……。


 大人六人を見ながらラックを指差す。


「……これ、なに?」

「坊ちゃまの冬服ですな」

「ふゆふく……」


 ラックに視線を戻す。


 たしかに最近、寒くなってきたけど。

 最近、厚手の服になってきてたなぁって思ってたけど。


「いつ、かったの! ボク、しらないよ?!」


 振り返り、また大人六人を見ながらラックを指差し、叫んだ。


 採寸された記憶がございませんが?!!


 え? 私、成長してないの……?



 ――老執事が言うには、少しずつ用意して、衣替えをしていたそう。


 サイズは、日々の着替えで「少し小さくなってきたかな?」で、ワンサイズアップしたり。ちょっと大きかったら「重ね着にして、外遊び用にしよう」とかしてたらしい。

 ……なるほど?


 ――サイズアップってことは、ちゃんと私、成長してますね? ……よかった〜。一安心☆



「……こんなに、ひつよー?」

「お前の好みもあんだろ」

「……それは、まあ……」


 ……色は、なくはないけど……。着れればなんでも――――あぁ……“着れればなんでもいい(・・・・・・・・)ってところが(・・・・・・)私の悪いところだ……。ぐはッ。


 本日の私のお仕事は――着せ替え人形のようです。チーン。




 モッコモコ。

 ウインドブレーカー(上下)みたいな感じ。ただしモコモコである。ムートンブーツっぽい靴も履いてるから、足もモコモコだ。


 ……ちょっと太っちょさんになった。転がっても痛くなさそう……。


「んー……これは、ちょっと、うごきにくそー」

「次」


 寒いお外を歩く時はいいかも。触り心地(内側)は良い……。



 ふわふわモフモフ〜。

 薄ピンクと白のマーブル柄のポンチョ。同系色のマフラーと手袋もある。可愛い!


 くるり〜んと回ってみる。


「……ちょっと、ながい?」

「裾上げに回して〜」


 フードが付いてて、良い感じ。これも、触り心地が良き!



 屈伸(くっしん)屈伸(くっしん)

 これはシンプルな黒色のズボン。ただし、裏起毛である。温かい。

 うん。しゃがんでも窮屈(きゅうくつ)な感じが、ない!


「……いーかんじ!」

「色違い、いくつか用意して〜!」

「次ぃ!」


 さっきのポンチョと、このズボンでお外に行くの、良い感じだと思う!




 水分補給などの休憩を挟みつつ、辺境伯やハニーさん、メイドさんに色々服を選んでもらって試着をくり返し――――つーかーれーたー。


 室内で着る服や、お外で遊ぶ用の服。手袋にマフラー、ポンポンがついた毛糸の帽子やブーツも選んで、やっと部屋に並んでたハンガーラックが半分になった。



 は ん ぶ ん に な っ た 。



 ……そう、まだ半分だ。

 そのラックを半目で眺めながら「……こんなに、いるぅ?」と、思わずポツリ。

 私の呟きが聞こえたのか、ハニーさんに「何があるか分からないからね〜」と言われた。


 ぐうの音しか出ない。ぐぅ……。



「……あ、そーだ! パジャマに、ズボンほしー」


 老執事に希望を口にする。


 いまだに、ひらひらワンピースみたいなやつだ。厚手で長袖にはなっているけど、足元がすーすーする。


「そうですね、お腹を冷やしてしまいますね――本日中にご用意いしましょう」

「ありがとー!」


 できれば、大人と同じ型のパジャマがいいなぁ……。自分でボタン、しめますからー!



 とりあえず、選んだ普段着たちは寝室に運ばれることになった。大移動である!


 お外に行く用の服は、このまま子供部屋に収納です。



 昼食の後は――――お仕事をする辺境伯に執務室に拉致られた。なんか久々の執務室だ。


「ふんふんふ〜ん♪」


 私は、毛足の長いふかふかの絨毯の上に膝立ちして、テーブルに広げたスケッチブックに『クレヨンもどき』で絵を描いていた。

 ソファーに座ってだと描き難いからだ。


 う〜ん……少しは猫っぽく見えるかな……?


 ……鉛筆でデッサンから始めるべきか……。



 唐突だが、炭酸が飲みたい……。


 水色でコップを二つ。真っ直ぐなのと、丸みのあるグラスを描いて……っと。

 水色と緑の線を引いて、薄く塗って……小さな丸を描いてシュワシュワの泡を表現。シュワシュワ、あわあわ〜っと。

 緑の方に、黄色を薄く塗って……から、白を重ね塗り……して、バニラアイス! を乗っけて……っと。あ、赤でサクランボ! を、ちょん! と。

 ストロー刺して、サイダーとクリームソーダの出来上がり〜♪ ――――見えるかな?


 サイダーやソーダってあるのかなぁ……。最悪、炭酸水でもいい。

 シュワッシュワが飲みたい……!


 レモネードはシュワシュワしてなかったんだよねー。レモンシロップの水割りって感じだった。いや、美味しかったけどね?!


 ……私がお子ちゃまだから、炭酸飲料を出してもらえないのかな? …………可能性は、ある。



 シュワシュワといえば、重曹とクエン酸でシュワっと出来たはず。


 重曹……パンが作れてるから、ベーキングパウダーはあると思う――酵母の方……? いや、パンケーキ作ってもらったことあるから、あるかな。

 クエン酸は……ちょっと分かんないから、レモン汁で代用するとして――いや、もしかしたらあるかも。

 水垢落とすのに使ってる可能性――これは、要確認! 食用で存在してますように〜。



「“じゅーそー”あるなら、バスボム、つくれるのでは……?」


 唐突に閃いた。


 入浴剤はある。香りと色付きの粉タイプ。けど、バ◯みたいなブクブク〜ってするやつがない。


 バスボムは重曹で作れるって聞いたことがある。

 クエン酸も要るんだっけ……? またクエン酸かぁ……。あるかなぁ……あってくれー!


 色付けは、“クレヨン()”を作る時に使った鉱物の着色料じゃなくて、試作クレヨン()で使った植物の粉末(・・・・・)ならお肌にも悪くないのでは?

 ……お菓子に使う食紅の方が安全かな?



 スケッチブックにグリグリ〜と丸(バスボム)を描き、着色に使う植物の名前を書いていく。


 緑はヨモギで、紫はラベンダー。ピンクは赤をちょ……っとだけ入れるだけでいいとして、赤は……


「今度は何やるんだ?」

「ぴッ」


 真上からの声に集中してたから驚いて、変な声が出る。

 クレヨンで書いていた最後の文字が、驚いた拍子にグチャってなって読み難くなった。


 元から読み難い? ……知らないなぁ……。


 見上げると、辺境伯が私の隣にいて、上からスケッチブックを覗き込んでいた。


「パパ……」


 恨めしそうな声が出る。


 もぉ~! 気配を消して近づくの止めてって、何度言えば……。心臓に悪いんだってば〜。

 ……お子様、早死にしちゃうよ……?


 集中してるお前が悪い? 私は悪くない!


「すまん、すまん」

「しゃざいが、かるい! わるいって、おもってなーい!」


 そして私の頭を、髪がぐしゃぐしゃになるように撫でなーい!


「うんもぉ! やめてよねー」


 クレヨンをスケッチブックの上に置いて、ぐしゃぐしゃになった髪を両手でてしてし撫でて直す。


「それで、何を作るって?」

「……ボクのはなし、きーてるぅ??」


 ソファーに座った辺境伯が、私の両脇に手を入れ持ち上げると、膝の上に座らせる。


 思ったことが直ぐ口に出ちゃう私も悪いけどさ〜……。


「……はぁ〜、もぉ……。バスボムってゆー、にゅーよくざい」

「……バス、ボム? ――入浴剤はあるだろ」

「シュワシュワ? して、からだが、あたたまりやすいんだよ。あと、おもしろい」


 シュワシュワ〜、モクモク〜って言いながら手を動かして説明する。

 一瞬、眉間に皺を寄せた辺境伯が「『シュワシュワ』で『面白い』からだろ」と呆れたように言う。


「てへ、ばれたか」

「『てへ』じゃねぇ……。――作れるのか? それ」

「……ざいりょーがあれば」

「……ふむ」


 ただし、絶対ではない。

 「へぇ〜」と、前世で記事を見ただけで、作ったことはない。




 あと重曹とクエン酸(この材料)+αで、ラムネ(お菓子)が作れるんだぜ……? シュワほろのラムネが……!




「桜が満開だー」「花見だー」と現実世界は()なのに――夏日だか、夏日近くになった場所もありますけどね。……まだ四月頭やぞ??


この物語は、しばらく()が続きます……

(今、秋終わり〜初冬w)

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