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ダメ女神からゴブリンを駆除しろと命令されて異世界に転移させられたアラサーなオレ、がんばって生きていく!  作者: タカハシあん
シエイラ

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1620/1624

1621 *シエイラ* 7 城

 わたしの運転でお城へと向かった。


 コラウスではもう車が走っていても見向きもされない。まあ、街から人がいなくなったことも大きいわね。


「くる度に街の人の服がよくなってますよね」


 マーガルがのんびり口にした。あなた、前のときも言ってなかった?


 もう何十回ときているので門番も止めさせたりはしない。顔パスで通してくれた。


「若い兵士が増えているな」


「そうなの?」


「ああ。門番の中にも十代のヤツがいたよ」


「領主代理様も本格的に動いたみたいね」


 コラウスは王国から抜けることを決めた。王都に逃げた領主様を切ると決めた。


 辺境が謀反など無謀でしかないが、コラウスにはタカトがついている。その下には五つの種族を従えている。そして、異世界の技術と五千年前の技術がある。


 これはもう一国でどうこうできる存在ではない。ロンレアとマガルスク王国の海を抑え、辺境で大切な塩の確保はできた。


 隊商が問題なく往来できる道もあり、王都の道を封鎖されても問題はない。ロンレアからでもマガルスク王国からでも仕入れることができる。もう怖いものはないのだ。


 城まで止まることなく辿り着け、屋根つきの駐車場へとパイオニアを停めた。


「いらっしませ、シエイラ様」


 執事のロズ様が迎えてくれた。


 タカトが執事っぽいってことから本当に執事となった元侍従長様だ。


 貴族の出の方から様とか呼ばれるのは恐ろしいものだが、あちらからしたら使徒様の妻。粗そうなどできるわけもない。仕方がないと我慢しているわ。


「領主代理様はお仕事中ですか?」


 面会の予約はしていない。領主代理様が出かけるならセフティーブレットで把握するからだ。

 

「はい。シエイラ様がきたことは伝えてあるので休憩室でお待ちしております」


 というので休憩室へと案内してもらった。


「小間使いも増えたのですね」


 若い娘が年長者に教えを受けているところが二回も見れた。


「はい。ミルド様の代に向けて人員増を行っております」


 ミルド様とはサイルス様と領主代理様のお子様だ。たまに冒険者ギルドにもやってきていたからわたしも顔見知りていどにはなっているわ。


「領主代理様は、もうそこまで考えているのですね」


 サイルス様は、ミルド様を自由にさせたかったようだけど、今となってはそうもいかなくなった。下手したら国王となる方だからね。


 休憩室と到着し、中に入ると、領主代理様はもう一杯やっていた。サイルス様と違って酒豪だからな~。


 タカトでも領主代理様に付き合うのは大変だと言っていたものだ。


「お疲れ様です」


 もう面倒な挨拶を交わすような仲でもなくなった。母親の先輩としてよき相談相手となってもらっているわ。


「ああ。お疲れ」


 軽く挨拶を交わした。

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