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ダメ女神からゴブリンを駆除しろと命令されて異世界に転移させられたアラサーなオレ、がんばって生きていく!  作者: タカハシあん
第31章

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1613 守るために動く

「ホームに入ります」


 ダメだ。頭痛が痛くて考えられない。酒でも飲んで和らげるとしよう。


 マーリャさんに告げて船橋からホームに入った。


 まだ誰も入ってないので、シャワーを浴びたら安い麦焼酎をそのまま胃へと送り込んでやった。


 焼けるような痛みが頭痛の痛みを和らげてくれた。


 がぶ飲みしていると、横から手が伸びてきて四リットルのペットボトルを奪い取られてしまった。


「タカト、飲みすぎ! 死ぬよ!」


 取り上げたのは雷牙だった。 


「悪い。今日は飲ませてくれ」


 半分は飲んだのに、まったく酔えてない。酔うまで飲ませてくれ。


「なら、いつもの飲みなよ! これはダメだって!」


「これは忘れたいときに飲むものなんだよ」


 悪酔いさせてくれるのはペットボトルの麦焼酎なんだよ。ウイスキーは高いからがぶ飲みはしたくないのだ。


「大丈夫。なにかあれば回復薬を飲めばいいんだから」


 今だけ。今だけはこの頭痛の痛みから救われたいのだ。


「体はなんとかなっても精神は治らないのが回復薬でしょう! ミリエルを呼んでくるから!」


 あーミリエル着いたのか。長かったな~。


 雷牙がいなくなったら新しい麦焼酎を持ってきてグビグビ飲んだ。あー胃が焼ける~。


「──タカトさん!」


「お疲れ。ゆっくり休めよ」


 オレも気を失うくらい飲んで、頭痛が痛いのを消すからさ。


「すみません──」


 突然意識が途切れ、目覚めたら見張れた天井が見えた。


 ……なにしていたんだっけ……?


 しばらく天井を見詰め、徐々に記憶が戻ってきた。


「自暴自棄になっていたか」


 あれだけ飲んだのに、記憶はしっかりと残っている。それだけ衝撃的だったってことなんだろうよ。


「さて。どうしたもんかな~?」


 女帝はまだいい。攻めてくるとしてもルートは限られている。百万匹に増えたところで十二分に対抗できる。それだけの用意はしてあるから。まず前兆をとらえられたらルースカルガン改で爆撃すれば四分の一は削れるだろうよ。


 あとは、それぞれ駆除したらいい。請負員はもう昔の暮らしはできない。稼ぎ時だと喜んで駆除に励むだろうよ。


 問題は、そのタイミングでライングル帝国が攻めてくるかどうかだ。


 これまでの流れからしてライングル帝国とは敵対するだろう。てか、もう敵対しているか。侵略を阻止し、パンペールに何度も襲撃しているんだからな。「平和にいきましょうよ」、と言ったところで「ふざけんな!」と返されるだけだろうよ。


「……こちらから攻めるしかないのか……?」


 敵対はした。もう仲良くもできない。あちらは帝国。こちらは一組織。同等に扱われることはないんだからな。


「タカトさん。起きましたか?」


 ドアが開きミリエルが入ってきた。


「ああ、起きているよ。もう落ち着いた。悪かったな」


 自暴自棄の時間は終わり。これからは家族を守るために動く時間だ。 

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