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ダメ女神からゴブリンを駆除しろと命令されて異世界に転移させられたアラサーなオレ、がんばって生きていく!  作者: タカハシあん
第31章

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1610/1629

1611 軌跡のインストール

 船橋は、クーズルース・ロクアのようになっていた。


 ただ、船橋は前の世界のタイプなので、休憩室が広く豪華になっていた。


「簡単な料理からできそうだ」


 オレはカレーかシチューしか作れないがか。冷凍庫も大きいし、冷凍食品を詰めておこう。


 船長席に座ると、なにかわからない計器やスイッチ類が増えていた。


 オレの頭の中にはマイセンズの情報が入っている。が、エウロン系の技術になるとさっぱりわからなくなる。


「あ、プランデットで情報をアップデートすればいいだけか」


 プランデットをかけて情報を探してアップデートを開始した。


「……時間がかかりそうだな……」


 クーズルース・ラグスル自体がマイセンズの技術ではない。似たようなとこがあるだけで、別の会社の製品って感じだ。


「アルズライズとかよく覚えたよな。まるっきり知識がないってのによ」


 オレはまだマイセンズの情報があるから理解できるが、それでも違う操作が増えている。これ、一日二日で理解できるものじゃないぞ……。


 夜遅くまでアップデートを行い、頭が痛くなってきたので船長席でおやすみなさい。起きたらまだ頭が痛かった。


「なんでこんなに頭が痛いんだ?」


 ん? なんか別の情報も入ってないか? なんだ、航路? いや、海図か? なんでそんなものが頭に入ってきているんだよ?


 ダメ女神か? と怪しんだが、いつまで待ってもふざけた登場はなかった。


「マーリャさん。頭に海図みたいなものが入ってきたんですが、そういう仕様なんですか?」


「え? そんな仕様なんてありませんよ。海図というのはどういうものなんですか?」


 オレの頭の中にある海図をプランデットで起こしてマーリャさんのプランデットに送った。


「これは、クーズルース・ラグスルが航海した軌跡ですね」


「航海した軌跡? なぜそんなものが頭に?」


「アリス。あなたがしたの?」


 クーズルース・ラグスルのAIです。


「はい。船長権限が移りましたので、航海日誌をインストールしました」


 アリスの声がプランデットから聞こえた。え? そんな自律したことできんの!?


「アリスは、駆除員のことも記憶しているのか?」


「はい。わたしは、初代マスター、折原信吾おりはらしんご様に与えられたゴブリン駆除支援船です。パンペールで運ばれるゴブリンを駆除するため与えられました」


 パンペールで運ばれるゴブリンを駆除だって!? そんなことしているヤツがいるんかい! どこのどいつだ、こん畜生が!


「ライングル帝国は、堕天使ミスティルの加護を持つ国。女神セフティーが地上に追放した者です」


 やっぱテメーが元凶じゃねーかよ!

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