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ダメ女神からゴブリンを駆除しろと命令されて異世界に転移させられたアラサーなオレ、がんばって生きていく!  作者: タカハシあん
第29・5章

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1507/1590

1508 *ミシニー* 17

 十年くらい外界と繋がりがなかったとは聞いていたけど、そんなに朽ちてはいないわね。


 さすがに住んでいる者は少なさそうだけど、廃墟って感じはしない。今からでも住めるんじゃないかしら?


 港に向かって歩いていると、なにやら甘い香りが流れてきた。パンか、これは?


 港に近づくにつれて人は増えていき、屋台も増えてきた。


「ここは、人が住んでいるのね。てか、なんか崩れた家が多くない?」


 港に着くと、巨人たちがたくさん働いていた。見ないと思ったらこっちで働いていたのね。


「ミシニーさん!」


 巨人の作業を眺めていたら誰かに声をかけられた。どちら様?


「セフティーブレットロンレア支部のタルクです。ミシニーさんがくると連絡を受けてました」


 あ、プランデットで調べるの忘れてたわ。


「連絡しなくてごめんなさい。冒険者としての勘を取り戻すのに集中していたら忘れてしまっていたわ」


 つまらない言い訳でごめんなさい。


「大丈夫ですよ。ゴブリンがいないと我らの仕事は港町の復興になりますから」


「セフティーブレットになにか儲けがあるの?」


「港使用権がタダになってますし、税金が無償になります」


 それはかなりの儲けとなるか。いくらかになるかはわからないけど。


「船はセフティーブレットのしかきてないの?」


「はい。来年には都市国家までの道を築く計画があるので、人はもっと増えるでしょうね」


 どこまでも道を優先するのね、タカトは。まあ、人が移動すれば情報も動く。どこかでゴブリンが動けばすぐにわかるってことだ。


「それに、マスターたちは別の大陸を目指しています。航路ができれば船を造る者も出てくるでしょう」


 マガルスク王国では海を渡れる船があった。先を読むのに長けた商会は船大工を集め始めているかもしれないわね。


「時代は進んでいるのね」


「まあ、人手が足りてないので進みは遅いですけどね」


 それは仕方がない。人はそう簡単に増えたりしないし。タカトも足場を固めてから動くタイプ。考えて動くでしょうよ。


「ミリエルはお城にいたりするの?」


「はい。ガーゲーにいったりはしているみたいですけど。用があるならプランデットで通信できますよ。ちょっと連絡してみますね」


 職員はプランデットを使いこなしているよね。わたしは全然なのに。もしかして、わたしって時代遅れの女なのか?


「はい、わかりました。ミシニーさん、ミリエル様が今から迎えにきてくれるそうです」


「なんか悪いわね」


 セフティーブレットのナンバー2。タカト以上に権限を持っているところがある。そんな人物に迎えにきてもらうとか、恐れ多いことだ。


「まあ、ミシニーさんはマスターと同等の方ですからね。ミリエル様も気を使っているんでしょう」


「わたし、そんな柄でも立場でもないんだけど」


 つい最近まで銀印の冒険者でしかなったのに。まあ、ウワサだけなら轟いていたけどさ……。


「ふふ。使徒認定されているんだから自覚してください」


 まったく自覚はしたくないわね。ハァー。

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