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第弐拾捌

She is a berserker

あはははは、こいつらこんなに弱かったんですね。

魚を突き刺し、クラゲを引き裂いて、ウミウシを切り裂き、貝を叩き割り、サンゴに毒をまき散らし、

ヒトデをかみ砕き、ヤドカリを引きずり出して潰し、ゴカイを破裂させる。

かつてない全能感に呑まれたデュカリスは狂喜のままに殺戮を繰り広げた。


レベルが上がった


レベルが上がった


レベルが上がった


レベルが上がった


レベルが上がった


力が狂気を産み、狂気が更なる力を産む。

朝夕問わず、食事のためとはとても呼べない量の命を無駄にし、

あまりの恐怖に急に糸の切れたかのように休眠した際も襲い掛かる者はおらず、

目を覚ますとまた死の嵐が訪れる。いつしかその辺りの浅瀬には外から流れてきたモノ以外は、

命の輝きを灯すものはそういなくなっていった。


 また、死体の血や体液が他の生き物を呼び寄せ、集まった彼らがまた死体になり他の生き物を呼ぶ。

その一帯には濃度を増す死臭と瘴気が蔓延していた。


ときおり、その匂いにひかれたのか同族らの死体でも喰ったのかなんなのか、ランクが若干上がった

獲物が姿を現すことがある。そんな時デュカリスの中の昏い炎は、より一層燃え上がった。


ランクD+ フェザーワーム


奴は、怨念でも背負っているのかランクにしては強かったですが私と戦おうとしたのが間違いだったようですね。


ランクC-  トゲウミガメ


他にはクラゲを食べに来たのかマヌケなカメもいましたが、死んだクラゲの多さに理解できず驚いたようでしたが、

よりにもよって、私が濃縮した毒を試したのを食ったのか急に苦しみだしてうっとうしかったので、

腹に直で毒をぶっ刺してやりました。クラゲの最期が身を持ってわかったようでよかったですね。


ランクD  アマエビボクサー


 いつかの姉が言っていました。『蜂のように舞い、蜂のように刺す』と。楽勝でしたね。映画のえび●クサーは

エビじゃなくて実はシ●コなんですよ。

エビ如きがボクサー目指すなんてそんな妄想は私に一発でも当てれるようになってから言って下さい。


ランクE+ ピコピコハンマーヘッドシャーク

ナメてるんですか?このフカヒレ。


他にもいるが何体かランクの高いモンスターを倒しているうちにレベルアップの頻度も落ちていき、

獲物を殺すことより探すことに移行しかけるころ、デュカリスは少しずつ冷静さを取り戻していった。

wise man mode

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